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平成29年(2017年)8月5日(土) / 南から北から / 日医ニュース

私の朝活

 私には、小学2年になる娘が1人いる。平日は毎日時間との戦いである。
 朝起きたらまず、その日の夕食の下準備から始まり、朝食作り、後片付け、洗濯物干し......そして娘と一緒に「遅れる~!」と言いながらギリギリで出発。
 仕事が終わると、娘を預けている民間の学童保育までお迎えに行く。帰宅後、娘を寝かせるまでの時間は約2時間。夕食を食べさせ、お風呂に入れ、歯磨きの仕上げをして、その上、小学校に入ると、宿題の丸つけや翌日の学校の持ち物の確認もしないといけない。
 そうしてあっという間に寝る時間が来て、娘と一緒に布団に入ると(心の中では娘が寝たら起きて自分のことをするぞ! と毎日思っているが)、そのまま目覚ましが鳴るまで爆睡していたりして、気づけばまた次の日が始まる。
 そんな私の毎日のサイクルに、最近ちょっとした変化があった。今年の4月に職場を変わり、朝の出勤時間が少しだけ遅くなったのである。朝、学校に登校する娘を送り出した後、30分ほど時間ができた。
 娘が生まれてからの数年間、娘と共に家を出て、娘と共に帰宅する生活が続いていたために、突然できたこの朝の1人の時間が新鮮だった。せっかくできた貴重な時間なのでと思い立ち、その30分を家事ではなく、自分のために使うことにした。
 今までほとんど目を通さずに山積みになっていた医学雑誌や学会誌にパラパラと目を通してちょっと勉強した気分になったり、録画していたお笑い番組やドラマを見て笑ったり。趣味のお琴やお三絃のお稽古をすることもある。
 お琴は小学生の頃から細々と続けているのだが、仕事を始めて、特に娘が生まれてからは、まともに自宅でお稽古することはほとんどなくなり、上達もせず技術をキープすれば良いほうだった。
 それでも続けられているだけよいか、と思いながらやっていたが、朝出発前のほんの10分程度だが、集中してお稽古するようになると、やはりそれなりの成果も出てくる。先生のお宅にお稽古に行くと「長濱さん、お上手に弾けていますね」と言って頂けたりもするようになった。
 朝の30分は、私の日常にちょっとしたゆとりと充実感をもたらしてくれている。もともと三日坊主になりやすい性格なのでいつまで続くかは分からないが、これからも貴重な30分を有効に使いたいなと思っている。

大分県 大分県医師会会報 第742号より

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