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平成29年(2017年)8月5日(土) / 南から北から / 日医ニュース

イタリア車に乗ってみませんか

 最近、若い人の間で車に対する興味が薄れていて、車離れが進んでいると言われている。私の若かりし頃は、車には大いに関心があり趣味の対象だった。私自身、昭和62年にフィアットに乗って以来、かれこれ30年近くイタリア車に乗り続けている。
 当時は、輸入車とは言わず、外車と呼んでいたが、日本で外車と言えばドイツ車がほとんどで、イタリア車等はマイナー中のマイナーな存在だった。ドイツ車は、ヤナセというしっかりしたディーラーが長年取り扱っていて、アフターケアも万全だった。一方、イタリア車は、取り扱いディーラーが安定せず、アルファロメオは一時正規ディーラーがない時期があった。
 そんな状態だったので、当時イタリア車に乗るような人間は、モノ好きな変人と思われていた。また、イタ車は、壊れる、さびる、柔い(ボディー剛性が低い)、と思われており、なおさらマイナーな存在だった。
 私が、最初に手に入れたのは、ジウジアーロがデザインしたフィアット・ウーノという3ドアハッチバックだった。シャープなデザイン、130OCCインタークーラー付きターボエンジン、小さいもののキビキビした走りで3000回転よりターボ過給が始まって後の加速の鋭さと高速走行時の安定感は素晴らしいものがあった。ただし、建て付けは良くなく、至る所からミシミシと音がしていた。それでも、とにかく走っていて楽しい車だった。
 次の車はアルファ75にした。と言うのも、イタリア車と言えばアルファロメオであり、イタリア人の間でもアルファロメオ車は特別な存在と言われている。アルファロメオ愛好者のことをアルフィスタという呼び方があるくらいである。
 アルファ75は、アルファロメオ創立75周年を記念して命名された、良く言えば個性的、悪く言えば変な格好の4ドアセダンである。内外装共に個性の塊なのに案外実用的で運転して楽しい車だった。11年を超えてから、大きな故障が起き始め、残念ながら手放し、アルファ156を購入した。この車は、久し振りに大ヒットとなった。曲線を基調にした優雅なボディーデザインは、発表から19年経つ今でも、全く古さを感じさせない優れたものである。
 平成15年に、アルファ156GTAに乗り換えた。これは、エンジンが2・5リットルから3・2リットルにアップ、馬力、トルク共に増加し、エンジンサウンド、エグゾーストノート(排気音)も低く太くなり、加速も一段と力強いものになっている。内装もイタリアンらしいもので、生産中止になって10年だが、まだまだ手放せない。
 ちなみに私のGTAは左ハンドル、6速マニュアルミッション車である。今では、イタ車でも日本仕様は右ハンドル、オートマチックトランスミッション車が標準で、壊れる、さびるというのは過去の話である。
 現行のジュリエッタにも乗っている。内外装とも比較的しっかり作りこまれており、装備も充実し、エンジンも良く回るが、エンジン音や乗り味等、アルファらしい個性は少し薄れている。それでもまだ随所にアルファらしさは残っており、何となく人間的な感じでいい車と思う。
 今後、何年乗れるか分からないが、しばらくの間、ロメオに乗り続けたいと思っている。

(一部省略)

愛媛県 新居浜市医師会報 719号より

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