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平成29年(2017年)9月20日(水) / 南から北から / 日医ニュース

歌声喫茶

 1950年代に、第二次世界大戦後の復興の息吹や、新しい時代への希望、労働運動や安保闘争などを背景として、全国的に歌声喫茶が流行した。また、歌声喫茶は集団就職などで都会に出てきた若者達の孤独を癒やす場としても利用された。
 その後は廃れていたが、長岡でも10年ほど前から定期的に月一回歌声喫茶が開かれている。100年も経った土蔵をリニューアルした喫茶店で、ワンドリンク付き600円で歌集を借りられる。
 50~60歳かそれ以上の方々が50名ほど、ほとんどは固定したメンバーである。アコーディオンの伴奏で1時間半に24~25曲を歌う。
 そこでは、文部省唱歌から童謡、歌謡曲、叙情(じょじょう)歌、ロシア民謡、労働歌、反戦歌などあらゆる分野の、しかも皆さんのよく知っている歌が歌われる。
 1950年代に歌声喫茶から流行した歌もある。「北上夜曲」「北帰行」「青葉城恋唄」「知床旅情」などである。また、東日本大震災の復興応援歌の「花は咲く」や朝ドラの主題歌「365日の紙飛行機」などの新しい歌も歌われる。
 僕はフィットネスに行っているつもりで、大声で一生懸命歌う。ダイエットに少しは効果があるのではと期待している。
 数年前の暮れに長岡で「千人で歌うベートーベンの第九合唱」があり、半年間、毎週日曜日の午後に発声練習と第九の練習をした。不思議とその後は声がよく出るようになった。
 大声で歌った後はストレスも無くなり、心も爽やかになる。ボケ防止にも役立っているのではと考えている。
 僕はカラオケに行くことはないが、歌声喫茶は性に合っているようだ。反戦歌や労働歌には知らない歌もあるが、もうしばらく歌声喫茶に通いたいと思う。

新潟県 新潟県医師会報 第798号より

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