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平成30年(2018年)8月20日(月) / プレスリリース / 日医ニュース

東京医科大学医学部医学科の一般入試の得点操作報道に関する見解を公表(8月3日)

 東京医科大学が医学部医学科の一般入試において、平成23年度以降、女子合格者を全体の3割前後に抑えることを目的として、女子受験生の得点を一律に減点していたとの報道がなされたことを受けて、日医では8月3日、横倉義武会長名の見解を取りまとめ、公表した(別掲)
 見解の中では、まず、得点操作に関して、「現在、内部調査中とのことであるが、これが事実であるとすれば、入試の段階で男女差別が行われていたことになり、受験生に対する公平性、平等性を欠く行為と言える」として、遺憾の意を示した。
 その上で、「女性医師の場合は確かに出産、子育て等によって離職、あるいは休職せざるを得ないケースがあるが、今回のように入試の段階で性別のみを理由に調整をするようなことは、平等性の観点からも許されることではない」と指摘。「むしろ女性医師の出産や子育て等を前提として、短時間労働の導入や当直の軽減、院内保育施設の整備など、医療現場で女性が働きやすい環境整備を進めることが大事である」として、引き続き、「日本医師会女性医師バンク」による就業継続、復帰支援(再研修を含む)を始め、日本医師会女性医師支援センターを通じた各種事業の充実に努めていくとするとともに、東京医科大学に対しては真相の究明を、所管省庁である文部科学省に対しては徹底した調査と厳格な対応をそれぞれ求めている。

平成30年8月3日
東京医科大学医学部医学科の一般入試の得点操作報道に関する日本医師会の見解
日本医師会会長
横倉 義武

 東京医科大学が医学部医学科の一般入試において、2011年度以降、女子合格者を全体の3割前後に抑えることを目的として、女子受験生の得点を一律に減点していたとの報道がなされています。
 現在、内部調査中とのことですが、これが事実であるとすれば、入試の段階で男女差別が行われていたことになり、受験生に対する公平性、平等性を欠く行為と言え、日本医師会としては大変遺憾に思います。
 女性医師の場合は確かに出産、子育て等によって離職、あるいは休職せざるを得ないケースがありますが、今回のように入試の段階で性別のみを理由に調整をするようなことは、平等性の観点からも許されることではありません。むしろ、女性医師の出産や子育て等を前提として、短時間労働の導入や当直の軽減、院内保育施設の整備など、医療現場で女性が働きやすい環境整備を進めることが大事であると考えます。
 日本医師会では、毎年、都道府県医師会の協力の下、女性医師を取り巻く環境の改善と共に、男性医師の意識改革を目指して「男女共同参画フォーラム」を開催している他、平成19年1月30日に開設した「日本医師会女性医師バンク」による就業継続、復帰支援(再研修を含む)を始めとした日本医師会女性医師支援センターを通じた各種事業により、女性医師の活躍を支援しておりますが、今後もその充実に努めて参る所存です。
 今回の件につきましては、東京医科大学による真相の究明はもちろんのこと、所管省庁である文部科学省に対しても、徹底した調査と厳格な対応を求めたいと考えます。

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