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平成31年(2019年)4月5日(金) / 南から北から / 日医ニュース

YouTubeデビュー

 私には小4の娘と小2の息子がいますが、毎日のようにパソコンに向かってYouTubeを見ています。一時期、大きくなったらYouTuberになりたいと言っていましたが、期せずして息子の夢がかなえられました。
 春休みに、職業体験を通じてお金の流れや街の仕組みなどを教えてくれるNPO法人のイベントに参加しました。息子が帰宅して「僕YouTuberになったよ。パソコンで見られるって」と言うので、驚きながらも早速検索しました。しかし、視聴回数が少ないのでなかなか見つかりません。何とか男の子3人でYouTubeのテーマソングを歌ってみたという動画を見つけました。
 真ん中に高学年と思(おぼ)しき背の高い男の子(少年A)がいて、向かって左側に息子より少し背の高い男の子(少年B)、そして右側に息子がいました。それぞれ自己紹介が始まりましたが、息子のニックネームは″ずひろ"。どういう意味か分かりません。名前はひろとなのですが、ニックネームを自分でなかなか決められずにいたら、少年Aに「学校の授業で何が好き?」と聞かれ、「図工」と答えると「じゃあ、"ずひろ"ね」と決められてしまったそうです。
 そして真ん中の少年Aが歌い出し、左の少年Bが手拍子を交えて踊り始めましたが、息子は全然動きません。「何にもしてないの?」と聞くと、なんと「ボイスパーカッション!!」とのこと。よく見るとリズムに合わせて口が小さく動いています。しかし、少年Aの歌声や少年Bのダンスや手拍子にかき消され、ほとんど聞こえません。たまに「プッ」とか「ツッ」とか聞こえるかな?くらいです。そういえばヒカキン氏の動画を見て時々ボイパの真似をしていたので、自信があったのかも知れません。
 せっかく投稿したのだからもっと目立てばいいのにと思いましたが、何回か見ているうちにこのシュールさがたまらなくなりました。これはこれで、いいYouTubeデビューになったかなと思います。息子は最後まできちんとリズムに合わせて、曲が終わると胸に手を当てホッとした様子でした。
 職業体験でYouTuberがあるのかと驚きましたが、息子の夢がかなった一日でした。

(一部省略)

愛媛県 松山市医師会報 第323号より

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