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令和2年(2020年)6月25日(木) / 「日医君」だより / プレスリリース

新型コロナウイルス感染症の最近の状況について

 釜萢敏常任理事は、6月24日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の状況について説明した。

 同常任理事は、まず、当日の報道で東京都の新規感染者数が55名であったことに触れ、積極的に検査を行う検査体制への変更等の影響が考えられるものの、一定数の感染が引き続き続いていることから、今後に注意が必要とした。

 次に、最近の同感染症対策における大きな動きとして、全国知事会の中に「新型コロナウイルス対策検証・戦略ワーキングチーム」が設置されたことを紹介。横倉義武会長の指示の下、自身が同ワーキングチームのアドバイザーに就任したことも明かした。

 同常任理事は、これまでも全国知事会とは緊密な連携を取ってきたとした上で、同ワーキングチームに期待する点として、今冬に向けて想定される、季節性のインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の流行が重なる事態への対応を挙げ、「それぞれの医療機関がどのような対応をしたら良いのか、早急に検討して確立していかなければならない」として、強い危機感の下、会内での予防接種・感染症危機管理対策委員会を中心とした検討や日本感染症学会等の学会との連携と合わせて取り組んでいく姿勢を示した。

 また、医師会の大きな役割に"情報をいち早く確実に各医療機関にお伝えする"ことがあると強調し、感染症の流行は全国一律ではなく地域差があることから、状況把握の面でも全国知事会と連携していきたいとした。

 更に、今後の個々の医療機関の対応について、受診者の動線の分離等、それぞれの医療機関でできることから行い、感染防護具の扱い等にも習熟し、感染防護対策をしつつ診療を継続できる医療機関を増やしてくことが重要と指摘した。

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