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■はじめに
日本医師会は、平成17年10月、当時の「IT問題検討委員会」の提言を元に、「医療施設ホームページのあり方−会員医療施設HPおよび医療情報提供のガイドライン−」を公表いたしました。
このガイドラインは、医療施設が運営するホームページにおいて、自施設の情報や医療情報を提供する際に、その内容が適切であり、医療界全体の信頼を損なわないものとなるように、基本要件や不適格事項を表したものです。
医療施設ホームページについては、いわゆる「広告規制」の対象にはなっていないこともあり、誇大広告的な内容を含むようなホームページも一部で見受けられます。
日本医師会では、医療に対する信頼性を維持し確保していくためには、この問題に自主的に取り組む姿勢が大切であると考え、ホームページを運用する会員医療施設にガイドラインの遵守をお願いしてまいりました。
平成19年4月、医療法の改正により広告規制が見直されるとともに、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」が公表されたことを受け、この度、本ガイドラインについても、基本的な理念はそのままに、改定版を公表することとなりました。
既にホームページを運用されている、あるいはこれからホームページを立ち上げようとされている会員医療施設におかれましては、是非本ガイドラインをご参照いただき、今後の運用にお役立ていただきたくお願いいたします。
また、各都道府県医師会、郡市区医師会等におかれましては、従前よりホームページ等の媒体によりガイドラインの周知にご協力いただいておりますが、改定版の周知につきましても、引き続きご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
■会員医療施設HP および医療情報提供のガイドライン(H.20.3改定版)
I.対象
日本医師会員とする。
ただし、日医会員以外においても、国民の信頼に足るべき医療に関する情報を提供しようとする医師であれば、信頼でき、かつ分かりやすい医療情報を提供するために本ガイドラインを指針として取り組まれることを強く要望するものである。
II.目的
本ガイドラインでは、日医会員が、自らの開設する医療施設の患者および地域住民を対象に、HPを媒体として様々な医療施設情報、医療情報を提供する際に、その情報が適切な内容であり、医療界全体の信頼を損なわないものとなるよう、基本要件および掲載推奨内容、掲載不適格内容を提示するものである。
III.基本姿勢
1. 関連法規・規則の遵守
(1) 日本医師会「医師の職業倫理指針」
(2) 医療法、同法施行令、同法施行規則
(3)「個人情報保護法」
2. 患者・地域住民本位
(1) 最新の情報提供に努める
(2) 広報内容についての質問や苦情に適切に対応する
3. 正確な情報の提供
(1) 誤解を与えないような表現を用いる
(2) 公正かつ公平な広報に努める
IV.HP作成上の指針
アクセシビリティの確保のため、障害のあるユーザーや高齢者の利用も考慮したデザインを心がける。
1. 見やすさへの配慮
(1) 専門用語は極力避け、分かりやすい表現にする
(2) 背景・文字等のコントラストに配慮する
(3) 色の識別に意味を持たせない
(4) 点滅や動きは最小限度にする
(5) 文字は大きめにするか、ユーザーが任意にサイズ変更できるようにする
(6) 各ページにナビゲーション(階層表示、「トップページ」や「前ページ」に戻るボタン等)を配置する
(7) 情報は整理して見やすくする
2. 使いやすさへの配慮
(1) 丸数字等の機種依存文字は使わない
(2) PDF等のファイルはなるべく軽くする
(3) やむを得ず大きなファイルを掲載する場合にはファイルサイズを明記する
(4) より多くのブラウザで表示できるようにする
(5) <TITLE>タグと内容を一致させる
V.ホームページの内容
1. 基本要件
(1) 医療施設ホームページと広告規制の関係
しかしながら、患者・地域住民に正確かつ適切な情報提供を行うためには、いわゆる「広告規制」を遵守した内容であることが望ましいので、本ガイドラインは厚生労働省の「医療広告ガイドライン」(H.19.4)に沿った内容となっている。
また同時に、日本医師会が定める「医師の職業倫理指針」、「個人情報保護法」の遵守も求められるところである。
(2) ネット上の情報と広告規制の関係
・特定の意味を連想させるホームページのURLやメールアドレス
・Eメールやホームページ上のバナー広告
・検索サイトの検索結果への干渉
(3) 他のホームページへのリンクについて
リンク先でリンクする際の連絡を求めているような場合には、メールで承認を得るなど、適切な対応をとるべきである。ホームページによっては、トップページ以外の各ページへの直接リンクを認めていないこともあるので、併せて注意されたい。
特にリンク先の性格について、制限や規制があるわけではないが、利益誘導型のホームページへのリンクやアフィリエイト(※閲覧者が特定のリンクを経由して商用サイトにアクセスし、商品購入などを行った場合、リンク元の管理者に報酬が支払われる)による商品紹介などは慎むべきである。
リンク先の内容は、むろんリンク元の責任の範疇外ではあるが、内容の更新、ページの削除などが頻回に行われることもあるため、リンク切れなどがないか定期的にチェックすることが望ましい。
また、ガイドラインに則ったホームページ運用をしている旨を示すために、日医や都道府県医師会のホームページ(および本ガイドライン掲載ページ)にリンクすることを推奨したい。
(4) 著作権・肖像権について
また、写真については、自分で撮影したものであっても、被写体の肖像権に配慮しなければならない。
(5) 個人情報保護について
2. 掲載推奨内容
(1) 基本的な情報
(2) 医師、スタッフに関する情報
(3) 診療時間に関する情報
(4) 取扱い保険、法令の規定に基づく指定についての情報
(5) 医療の内容に関する情報
(6) 診療施設に関する情報
(7) 手術、入院に関する情報(それぞれ集計期間を併記)
(8) 医療連携に関する情報
(9) 情報提供に関する情報
(10) 診療以外のサービスについての情報
(11) 外部監査・評価についての情報
3. 掲載不適格内容
(1) 広告が可能とされていない事項
(2) 虚偽の内容
(3) 比較広告的な内容(他の医療機関と比較して優良である旨)
(4) 誇大広告的な内容
(5) 客観的な事実であることを証明できない内容
(6) その他
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