 |
第1037号(平成16年11月20日) |
社会保障審議会医療保険部会
二巡目の議論始まる

第十回社会保障審議会医療保険部会(部会長:星野進保総合研究開発機構客員研究員)が,十月二十二日,都内で開催され,日医からは松原謙二常任理事が出席した.
当日の議題は,医療保険制度体系に関する改革についてであり,議論は七月までの一巡目の内容に引き続いて,二巡目を迎えた.
最初に,今後の部会での議論の進め方(案)が示された.財政論先行ではなく,議論の全体のイメージ像を早く出してほしい等の意見が委員から出され,部会としては,これを了承した.
次に,「三位一体改革の動向」ならびに「医療費適性化」について,厚生労働省案が出され,説明がなされた.
これによると,「医療費適性化計画」を都道府県ごとに新たに策定し,高齢者医療費の抑制を図るとしている.
具体的な医療費適性化策としては,(一)生活習慣病予防を中心とする保健事業の推進,(二)急性期医療の質の向上と効率化,(三)地域における高齢者の生活機能の重視(介護サービスと連携した在宅医療の充実)―の三点が挙げられている.
また,三位一体改革に関して,国民健康保険の国庫負担割合を引き下げることなどにより,地方へ財源を移譲しようとする厚生労働省の対案も提示された.
地方自治体や市町村代表の委員からは,「国保補助率の引き下げは地方の裁量度や自主性を高めることにならない」「唐突に国保の見直しが提起されたのは理解しがたい」「三位一体改革のなかで進める話であるとはいえない」「部会で話し合う前に財源論ばかりが先行している」などと,前倒しで改革案が出されたことに,反対意見が相次いだ.
次回は十一月中に開催予定であり,医療費適性化や国保の保険者再編の議論に加えて,介護保険関連についても,議論をしていくこととなった. |


日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.
|