日医ニュース
日医ニュース目次 第1039号(平成16年12月20日)

たばこ規制枠組条約発効記念の催し
現在と将来の世代をたばこの害から守るためのアピールを採択

たばこ規制枠組条約発効記念の催し/現在と将来の世代をたばこの害から守るためのアピールを採択

 「たばこ規制枠組条約発効記念の催し─現在と将来の世代をたばこの害から守るために─」が,十一月二十七日,日医会館大講堂で開催された.
 十一の主催団体を代表してあいさつを行った植松治雄会長は,「わが国のたばこをめぐる状況は皆様方の努力により,国民の喫煙率の低下,公共施設の禁煙・分煙の増加など着実に変化しているが,一方で,未成年者の喫煙問題,若い女性の喫煙者の増加など,新たな問題も発生してきている.このようななかで,『たばこ規制枠組条約』の発効が間近になったことは喜ばしいことであり,今後は,条約の内容をいかに具体的な施策として実現していけるかが重要になる」との認識を示した.
 第一部では,武見敬三参議院議員が,「たばこ規制枠組条約と日本のたばこ政策」と題して,基調講演を行った.そのなかでは,超党派の禁煙推進議員連盟のメンバーとして,「たばこ規制枠組条約」の締結に携わった経緯を説明.条約締結の意義を強調するとともに,今後は,自動販売機の禁止,たばこ税の増税などに取り組んでいきたいとした.その他,外務省から,「たばこ規制枠組条約」の成立経緯およびその内容が,さらに,厚生労働省からは,たばこに関しての国内対策について,それぞれ説明がなされた.
 第二部では,「未成年者の喫煙の実態と環境の影響」「学校敷地内禁煙の広がりと大学におけるタバコ対策の事例」,そして,「未成年者の喫煙防止に対する取り組み」については,文部科学省,警察庁から,それぞれ報告が行われた.
 第三部では,各団体から活動報告が行われた.日医の取り組みについては,休憩時間に日医作成の禁煙CMを放映したほか,一階のロビーでパネル展示を行った.
 最後に,大島明実行委員長(日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長)が提案した「現在と将来の世代をたばこの害から守るためのアピール」を採択し,島尾忠男たばこと健康問題NGO協議会長の閉会あいさつで終了となった.
 なお,たばこ規制枠組条約は,十一月三十日に,批准国が発効に必要な四十カ国に達し,九十日後の平成十七年二月二十八日に発効することになった.

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