第1043号（平成17年2月20日）

第12回ノバルティス地域医療賞贈呈式
5名の日医会員が受賞

　第十二回ノバルティス地域医療賞の贈呈式が，一月二十七日，都内のホテルで行われ，五名の日医会員が受賞した．（写真）
　ノバルティス地域医療賞委員会が主催し，日医が後援する同賞は，住民に密着して医療活動に従事し，優れた功績を上げ，地域住民の保健衛生の向上に著しく貢献した日医会員に贈られるもので，平成五年に設立した．
　当日は，まず，地域医療賞委員会委員長である植松治雄会長のあいさつがあり，「日医はかかりつけ医の重要性を長年にわたり主張しているが，実際に尽力されているのは，各地域に密着した先生方である」と受賞者をねぎらった．野中博常任理事の選考経過報告および受賞者功績紹介の後，表彰が行われた．
　今年度の受賞者と，その功績は次のとおりである．
■姉崎赳夫（兵庫）―市医師会役員としての医師会事業への取り組み
■佐伯輝子（神奈川）―地域住民の信頼が厚い「女赤ひげ先生」
■佐藤　博（岡山）―地域の医療・保健・福祉分野の充実への強力な指導力の発揮
■山根　林（島根）―親子三代の地域に根付いた医療
■吉本ミチ（秋田）―女性医師として戦前から現代まで長年にわたる地域医療への貢献