日医ニュース
日医ニュース目次 第1047号(平成17年4月20日)

松原常任理事
中医協(3月30日・4月6日)
「日医は医師すべてを代表」と反論

松原常任理事/中医協(3月30日・4月6日)/「日医は医師すべてを代表」と反論 中医協基本問題小委員会が,三月三十日,都内で開催された.
 当日は,在宅自己注射指導管理料の対象薬剤の追加について,厚生労働省案が出され,議論の後,小委員会として了承,次回の総会に諮ることとなった.追加された製剤は,インターフェロンアルファ製剤およびエタネルセプト製剤の二種類.
 基本問題小委員会の後,総会が開催された.
 医薬品の薬価収載については,三成分三品目を,中医協として了承した.
 次に,医療用具及び体外診断薬に係る保険適用上の取り扱いの見直しについて厚労省案が示され,中医協として了承した.
 つづいて,第十五回医療経済実態調査の調査票案と実施要綱案が示され,これらを中医協として了承した.
 その後,「中医協の在り方に関する有識者会議」「社会保障の在り方に関する有識者会議」「経済財政諮問会議」における審議内容の説明が厚労省よりあった.
 松原謙二常任理事は,有識者会議で中医協の委員構成に注文がついていることに対し,「日医は開業医だけの団体ではなく,病院医師も含めた勤務医が会員の半数を占める団体である.中医協の委員構成が偏っているとの声があるが,私どもの団体は医師すべてを代表している」と,反論した.
 欠員が生じていた三名の委員については,平成十七年度より充足された形となる見通しとなった.

先進技術の保険給付との併用は,中医協で検討

 四月六日には,全員懇談会と総会が厚労省で開催された.
 全員懇談会の議題は,日本労働組合総連合会および日本歯科医師会の取り組み状況であった.
 久保田泰雄連合副事務局長,井堂孝純日本歯科医師会長が出席し,それぞれ今回の件について陳謝し,組織改革の経過を報告し,再び委員を出すことで了承された.
 つづいて開催された総会の議案は,(一)先進医療への対応,(二)制限回数を超える医療行為などについてであった.
 (一)の先進医療と中医協の関わりについては,案が示された.最も重要な部分は,「先進医療専門家会議(仮称)における科学的評価の結果については,厚労省より中医協に報告し,中医協は,当該先進技術の保険給付との併用について検討する」との文言で,中医協が適否も含めて,広く検討するという結論になった.
 また,「いわゆる混合診療問題に関わる基本合意に基づく『必ずしも高度でない先進技術』の取り扱いについて」と題する文書の照会が三月下旬に規制改革・民間開放推進会議から厚労省にあり,これに対して文書で回答したとの説明が,事務局よりあった.
 その文書の内容の主要な部分は,「厚生労働大臣が,先進医療専門家会議(仮称)による科学的評価の結果に基づき,保険給付との併用の適否について通知する前に,中医協が一定の検討を行うことには,合理性があると考えている」となっており,中医協の関与は合理的と認めている.

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