日医ニュース
日医ニュース目次 第1051号(平成17年6月20日)

会員の窓

 会員の皆さまの強い要望により,投稿欄「会員の窓」を設けました.意見・提案などをご応募ください.

高齢者会員
川村純一(千葉県・八日市場市匝瑳郡医師会)

 私の所属する八日市場市匝瑳郡医師会は,現在会員数わずか四十六名で千葉県下二十三地区医師会中最小の医師会である.
 ところで,本年三月外科のN先生(明治四十二年生)が亡くなられた.昨年診療中に死去された内科のI先生(明治四十四年生)に続いての不幸である.この結果,当医師会名簿から明治生まれの先生の名前が消えた.
 中村草田男ではないが,まさに,明治は遠くなりにけりである.思い起こすと,平成二年,私が会長時代に明治生まれの先生方にお集まりいただいて座談会を開いたことがある.当時,会員四十三名中明治生まれの先生は十三名(三〇・二%)おられたが,皆さんお元気だったので,私たちの知らない軍医当時の経験談や,戦後の混乱期における開業医の苦労話,あるいは昔の医師会の話など,話題が尽きることなく座談会は盛会だった.その記録は現在でも当医師会の大切な財産として保存されている.
 考えてみれば,現にわれわれ臨床に携わる者にとって真に必要なものは過去に受けたeducationではなく,これから遭遇するであろう多くのexperienceをいかにその後の実践に生かすかであろう.とすれば,臨床経験豊かな高齢者会員は,まさに,われわれにとって得難い師匠である.そんな訳で,先生方が現役あるいはご健在のうちに,機会を見て貴重な体験談などを集録しておかれることをお勧めする.しかも高齢者会員は,地区医師会の歴史の証人でもある.大切にしましょう.

会員の窓/「世界禁煙デーinえひめ」の紹介(写真)「世界禁煙デーinえひめ」の紹介
豊田茂樹(愛媛県・上浮穴郡医師会)

 五月二十二日,松山で第五回「世界禁煙デーinえひめ」を開催しましたので報告いたします.禁煙推進の会えひめ(会員五百五名)と日本禁煙推進医師歯科医師連盟愛媛支部の共同で企画しました.
 午前中は,松山のメーンストリート約一キロを,プラカードを持ち,シュプレヒコールをあげながらデモ行進しました.「たばこの煙は死の煙」「ポイ捨てには罰金を」など,皆で気勢をあげながら,途中で会員の作った「明日があるさ」の禁煙替え歌に合わせてダンスも踊りました.地元の高校生が作ったたばこの着ぐるみを身に着けたり,骸骨のお面をかぶって踊りましたが,小さな子どもたちも踊りに混じり,周囲の注目度満点でした.
 途中拾った吸い殻は約九百本,ポイ捨て禁止区域なのに平気で捨てています.喫煙者にはモラルのかけらもないことがよく実感できました.
 午後は,県医師会館に場所を移し,漫画家の高新太郎氏による講演会とパネルディスカッションで締めくくりました.

ローカロリークッキング
高橋典章(大阪府・泉大津市医師会)

 将来暇を作り,カフェダイニングのような店を作りたいと思っています.その店は,低カロリーとヘルシーが売り物で,おいしく,またお腹もいっぱいになるメニューを安い値段で提供します.今はまだ研究,充電中ですが,メニューの種類も増え,自分なりの作風もできつつあるところです.
 さて,過体重のメタボリックシンドロームの人には食事療法が第一ですが,最近,このような方に私の低カロリーメニューが役立ち,より的確に分かりやすくメニューや食材の選択についてのアドバイスができるようになりました.また,時には現物を差し上げたりして自己満足しています.
 教育入院の経験がある糖尿病患者さんは,自分の食事については十分な知識を持っているはずなのですが,現在のグルメ食料事情のなかで,食事療法を続けるのは想像以上に難しいことです.スーパーへ買い物に行っても,もちろん外食をしても高カロリーの物ばかりが多種,多様,大量に,かつ安値で売られています.そのような状況を見るたびに,子どもから高齢者まで日本人総過体重になってもやむを得ずと,少々恐ろしくなります.
 低カロリー食を作りたい時には,特に知識がなくても,そのための食材が手軽に選べる『特選ローカロリー食材コーナー』のようなものを,各スーパーに設置してもらいたいものです.食事療法や減量は禁酒,禁煙以上に辛く厳しいものゆえに,医療や行政からのさらなる支援を期待しているところです.

このページのトップへ

日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.