日医ニュース
日医ニュース目次 第1053号(平成17年7月20日)

第37回産業医学講習会
産業医活動の重要性を再確認

第37回産業医学講習会/産業医活動の重要性を再確認(写真) 第三十七回産業医学講習会が,六月二十三日から二十五日までの三日間,日医会館大講堂で開催され,三百三名の受講者が参加した.
 藤村伸常任理事の司会で開会.冒頭,植松治雄会長は,「産業保健の推進は,わが国の経済の基盤である労働者の健康保持増進を通じて,労働生産性の向上とともに労働可能年齢を延伸し,活力あふれる長寿社会を構築していくための原動力になるものと確信している」と述べたうえで,「社会経済情勢の大きな変化に伴い,労働者を取り巻く状況も変化してきた.このような状況の変化は,労働者の健康にさまざまな影響を及ぼし,労働者が抱える健康問題も,きわめて多様化している」と指摘.また,過重労働による健康障害防止対策,メンタルヘルス対策が重要な課題として取り上げられている現況に触れながら,「労働者の健康管理を担う産業医に期待される役割は,ますます増大してくるものと理解している.産業医活動の重要性を再確認して,本講習会で研鑽された成果を産業医活動の実践に反映していただきたい」とあいさつした.
 つづいてあいさつを行った尾辻秀久厚生労働大臣(小田清一厚生労働省労働基準局安全衛生部長代読)は,厚労省では,業務における危険性,有害性の低減に向けた事業者の措置の充実と過重労働に対する健康障害防止対策,職場におけるメンタルヘルス対策の強化を図るため,今国会に労働安全衛生法の改正案を提出したことを報告.それらの対策について,受講者に一層の協力を呼びかけた.
 その後,「産業医に必要な法的知識の解説」「産業医に必要な産業医学総論」「産業医に必要な健康管理概論」「産業医に必要な実践各論」に関して,幅広い内容の講習が行われた.

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