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第1053号(平成17年7月20日) |
中医協(6月22,29日)
医学的根拠のある「制限回数を超える医療行為」は保険導入すべき

中央社会保険医療協議会(中医協)の専門部会ならびに小委員会が,六月二十二,二十九の両日,都内で開催された.
二十二日の薬価専門部会では,薬価算定ルールの見直しに関して,まず,薬価算定組織の飯野四郎委員長代理が,医薬品の評価を適切に反映する観点から,見直しの検討を求めた.
松原謙二常任理事は,「患者さんのためにも,低薬価で採算が取れないとの理由で医薬品が突然なくなることがないようにしてほしい」と述べた.
次に,日本医薬品卸業連合会の松谷高顕会長が,現行二%の調整幅の維持,既収載品の算定ルールの透明化,総価契約・価格未妥結仮納入適正化のための規制措置等を訴えた.
また,「平成十七年度に実施する医薬品価格調査(薬価本調査)について(案)」を部会として了承.
つづいて開催された保険医療材料専門部会では,「平成十七年度に実施予定の特定保険医療材料価格調査について(案)」を了承した.
二十九日の診療報酬基本問題小委員会では,(一)医療技術評価分科会の平成十六年度調査の結果,(二)制限回数を超える医療行為,(三)先進医療専門家会議―について議論した.
(一)では内科系外来技術の難易度および時間に係る調査等が報告された.
櫻井秀也副会長は,「膨大な調査を行ったことは評価したいが,今の診療報酬体系にこれを結び付けるにはさまざまな議論が必要だろう.例えば,診察時間は,長い方が丁寧に診察できるといえるが,同じ診察結果なら,短い方が効率的ともいえる」と述べた.
(二)では,吉田英機診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会長が,同分科会で,制限回数が定められている診療報酬四百十五項目を検討した結果,患者の要望に従って保険給付との併用を認めることが適当であるとするものは最大で二十八項目になったとし,「ピロリ菌の除菌については,二回実施して効かなかった薬剤を三回投与しても,医学的な意味はないと思う」と説明した.
櫻井副会長は,「患者さんが希望しても,医療上の必要がなければ,そのことを説明するのが医師の責任である.患者さんが希望すれば何でも行うというのでは,とても医療とはいえない」と発言し,松原常任理事は,「制限回数を超える医療行為で,医学的に根拠があるものは保険導入すべきである」と述べた.
(三)は,先進医療の科学的評価の流れなどについて,事務局から説明があり,了承された.
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