日医ニュース
日医ニュース目次 第1059号(平成17年10月20日)

中医協(9月28日,10月5日)
新たな委員での初めての会合

中医協(9月28日,10月5日)/新たな委員での初めての会合(写真) 九月二十八日,中医協の総会が,都内で開催された.
 中医協の開催は,八月三十一日以来で,九月十一日にすべての中医協委員が任期満了となり,新たに選出された委員による初めての会合を開いた.
 当日の議題は,(一)臨床検査の保険適用,(二)先進医療専門家会議の検討結果,(三)診療報酬改定の結果の検証,(四)今後の検討の進め方,(五)その他─であった.
 先進医療専門家会議における科学的評価結果(七月受付分)について,松原謙二常任理事は,「先進医療は届出制で行えることになったが,どのくらい患者負担があったのか透明化する必要がある.レセプトに自己負担分を記載するようにして,保険者も厚生労働省も把握すべきである」と述べ,保険者側も厚労省側も了承した.
 「診療報酬改定結果検証部会」の設置については,構成を公益委員のみとするかどうかについて意見が交換された.
 十月五日は,総会,診療報酬基本問題小委員会,薬価専門部会が,厚労省で開催された.
 総会の議題は,(一)薬価調査及び保険医療材料価格調査,(二)医療機器の保険適用─についてであった.
 診療報酬基本問題小委員会では,田中滋診療報酬調査専門組織・医療機関のコスト調査分科会長が,訪問看護ステーションに係るコスト調査,医療機関の部門別収支に関する調査研究,入院時食事療養費に関するコスト調査の報告を行った.
 青木重孝常任理事は,訪問看護に関して,介護保険からの支出が優先されているため,医療分野が狭められ,必要な人に十分な医療が提供できていないこと,報酬についても,介護は時間単位で支払われるが,医療は回数によるので,整合性がないこと,などの問題点を指摘した.
 入院時食事療養費については,松原常任理事が,「医療と介護とでは食事療養の目的が違っている.医療では,例えば,働き盛りの方が体の回復のために栄養補給をするという目的がある.ただ,金額がいくらかかっているという視点のみで考えるべきではない」と話した.
 薬価専門部会では,薬価基準制度の見直しを行うに当たっての論点が示され,松原常任理事は,類似薬効比較方式の中身の検証を求め,「外国平均価格調整については,薬価が保険導入されている国,自由価格競争が行われている国などの事情を勘案する必要があるのではないか」と述べた.

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