日医ニュース
日医ニュース目次 第1061号(平成17年11月20日)

厚生労働大臣
川崎二郎衆議院議員が就任

 第三次小泉改造内閣が,十月三十一日に発足し,厚生労働大臣には川崎二郎衆議院議員(自民党・三重一区)が就任した.川崎大臣の父である川崎秀二氏も昭和三十年に厚生大臣となっており,親子二代で厚生行政に携わることとなった.
 川崎大臣は,昭和二十二年生まれの五十八歳.慶應義塾大学商学部を卒業後,松下電器産業株式会社に入社,その後,昭和五十五年の衆議院議員選挙で初当選を果たした.以来,自民党国会対策委員会筆頭副委員長,自民党物流調査会長,衆議院議院運営委員長の要職を歴任.閣僚経験としては運輸大臣,北海道開発庁長官がある.
 川崎大臣は,初登庁後の記者会見で,小泉純一郎総理から,特に,(1)医療制度改革(2)年金(3)三位一体改革(4)子育て支援(5)雇用対策(6)アスベスト対策の六項目について,取り組むよう指示を受けたことを明らかにしたうえで,「厚生労働行政の仕事はボリュームが大きく,関係者も多い.その方たちの意見を聞きながら,調整していくことが私の仕事であると考えている」と述べた.
 また,川崎大臣は,首相官邸で行った記者会見のなかで,医療費の総枠管理の問題に触れ,「今の制度を持続可能なものにするためには,ある程度抑制するシステムが必要であろうし,効率化も考えていかなければならない」との考えを示した.

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