日医ニュース
日医ニュース目次 第1082号(平成18年10月5日)

第28回産業保健活動推進全国会議
労働安全衛生法の改正を踏まえ産業保健活動の推進を

第28回産業保健活動推進全国会議/労働安全衛生法の改正を踏まえ産業保健活動の推進を(写真) 第二十八回産業保健活動推進全国会議が,九月十四日,日医会館大講堂で開催された.
 会議開催に際して,主催者あいさつをした唐澤人会長は,「労働安全衛生法の改正による面接指導等においては,医学的知識に基づく措置が不可欠であり,このような要請に応えるには,産業医の主体的な取り組みが必要である」と,産業医の役割と責務の重要性を述べた.
 また,川崎二郎厚生労働大臣は,労働安全衛生法を改正し,長時間労働者に対する医師による面接指導を義務付けるなど,過重労働・メンタルヘルス対策を充実させたことに触れ,産業医,地域産業保健センターや産業保健推進センターの活動が重要と指摘.産業医へのさらなる協力を要請した.
 午前中は,(一)石川中央地域産業保健センター,(二)宮崎中部地域産業保健センター,(三)福岡産業保健センター,(四)福島県における産業医共同選任事業―の四つの活動事例報告が行われた.
 午後からのシンポジウム「過重労働・メンタルヘルス対策における産業保健活動について」では,(一)法律・指針の改正の経緯(櫻井治彦中央労働災害防止協会労働衛生調査分析センター所長),(二)過重労働・メンタルヘルス対策における産業医としての対応(和田攻東大名誉教授),(三)メンタルヘルス対策における個人情報の保護(堀江正知産業医大教授),(四)メンタルヘルス対策における事業場での対応(川上憲人東大大学院教授),(五)精神科医療機関から産業医への活動に関する提言(渡辺洋一郎大阪精神科診療所協会会長)―について,討論が行われた.
 協議では,地域産業保健センター事業における待遇の改善,産業医の選任,労災二次健康診断給付,医師の過重労働,地域産業保健センターの面接指導の役割と機能―などについて,質疑応答が活発に行われた.
 最後に,竹嶋康弘副会長が,「国民医療の重要な一翼を担う専門家として,地域における産業保健活動をますます推進して欲しい」と総括し,会は終了した.

このページのトップへ

日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.