日医ニュース
日医ニュース目次 第1085号(平成18年11月20日)

心に残る医療「体験記コンクール」第2次審査会
最終審査に35編を選考

心に残る医療「体験記コンクール」第2次審査会/最終審査に35編を選考(写真) 日医と読売新聞社の主催による,第二十五回「心に残る医療」体験記コンクールの第二次審査会が,十一月三日,都内で行われた.
 体験記コンクールは,医療従事者と患者・その家族との「信頼関係」という医療の原点にスポットを当て,心温まる交流記や,介護にまつわるさまざまな体験記を募り,優秀作品を発表することで,医療に対する国民の意識を啓発することを目的に実施されている.
 今回のテーマは,一般の部が,(一)医療部門:あなた自身や身近な人が病気やけがをした時に出会った医療従事者との心温まる交流記,(二)介護部門:介護にまつわる体験記,小学生の部が,「『病気になったとき』『好きなお医者さん』など,医療に関することなら自由」で,応募総数は,二千五十編(医療部門千三百二十七編,介護部門五百二十一編,小学生の部二百二編)であった.
 今年の傾向として,医療部門では,手術に立ち向かう勇気・決断,医療従事者との深い信頼関係を描いた作品や,医師の「言葉」や「優しさ」に触れた作品が,また,介護部門では,認知症に関連する作品が多く見られたほか,介護を前向きに描写した明るい作品も見受けられた.小学生の部では,応募数の減少が見られるが,例年と同様,子どもらしい素直な視点で体験や感想をつづった作品が多く見られた.
 当日は,日医広報委員会委員のうち八名が審査員となり,第一次審査を通過した百二十一編から,三十五編(医療部門十七編,介護部門六編,小学生の部十二編)に絞り込む作業を行った.
 これらの作品のなかから,最終審査において,一般の部では,日本医師会賞,厚生労働大臣賞,読売新聞社賞,アフラック賞の四賞と入選(七名)が,また,小学生の部では,最優秀賞(一名),優秀賞(若干名),佳作(若干名)が決定される.
 なお,表彰式は,平成十九年二月二日に都内のホテルで行われる予定.

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