 |
第1086号(平成18年12月5日) |
竹嶋副会長 中医協(11月22日)
「医療の地域格差の把握」を要望

中医協の総会,調査実施小委員会が,十一月二十二日,都内で開催された.
総会の議題は,(一)医薬品の薬価収載,(二)医療費の動向,(三)社会保険医療協議会令の制定─についてであった.
(一)では,薬価算定組織の加藤治文委員長代理から新医薬品十二成分十七品目の説明があり,保険適用が了承された.
(二)の医療費の動向については,(1)平成十八年四〜七月医療費の伸び率(対前年同期比)は,マイナス〇・〇%であったこと(2)医療費全体の一日当たり医療費の伸び率は,制度改正や診療報酬改定の影響のなかった平成十七年度の伸び率(対前年度比)と比較するとマイナス二・六%であったこと─などが報告された.
竹嶋康弘副会長は,「医療の地域格差が広がっており,地方の医療が苦しい状況になっている.地域医療の状況を把握するのは,中医協の役割であり,通り一遍の全国調査だけではなく,きめ細かな検証が必要なのではないか」と主張した.
また,竹嶋副会長は,次回の中医協に,日医で実施した「緊急レセプト調査」の結果等を報告することを明らかにし,「国民は地域医療に不安を抱いている.医療改革関連法案成立の際の附帯決議は国民の意思であり,重く受け止めなければならない」と強調した.
(三)では,中医協改革の一環として社会保険医療協議会令案要綱が示され,了承された.
なお,調査実施小委員会では,第十六回医療経済実態調査について,第一回目の討議が行われた.
調査時期は,平成十九年六月,速報値の報告は,同年十月末を目途とし,調査・集計の項目には,一般病棟入院基本料の区分,小児医療の経営状況を加えることになった.今後,月一回ペースで議論を積み重ねていく.
|