日医ニュース
日医ニュース目次 第1111号(平成19年12月20日)

日医定例記者会見

11月28日
平成18年度生涯教育制度申告書集計結果を公表

 飯沼常任理事は,平成十八年度生涯教育制度申告書集計結果の概要を公表した.
 平成十八年度の集計結果によると,申告者数は十三万千百六十二人(日医会員外申告者一万千百九十六人を含む)で,前年比二千六十一人増.日医会員の申告率は,全体で七三・八%となった.
 また,年間十単位以上の履修者に交付される「修了証」の取得者は九万九千五百四十三人で,日医会員申告者の八一・二%.さらに,三年連続で修了証を取得した者(平成十六,十七,十八年度修了証取得者)に交付される「認定証」の取得者は三万四千七百十九人で,内訳は,初回取得者六千四百四十一人,二回目五千九百三人,三回目五千四百十人,四回目三千七百五十七人,五回目一万三千二百八人.これまでの認定証取得者総数は,十一万六千五百三十九人となった.
 同常任理事は,申告率について,「医師に対する社会的評価の材料の一つであると認識しているが,その伸びは,ここ数年プラトーに達している」としたうえで,日医生涯教育制度は,発足から二十年が経過しており,その評価方法などを含めた,制度そのものを見直す時期に来ているとの考えを明示.その一環として,現在,生涯教育推進委員会を中心に,三学会(日本プライマリ・ケア学会,日本総合診療医学会,日本家庭医療学会)等の協力を得て,日医生涯教育制度の根幹となる「生涯教育カリキュラム」の改訂作業を行っていることを明らかにした.
 同常任理事は,「生涯教育制度をさらに発展させるためには,生涯教育に励んでいる医師の姿を国民にも分かりやすい形で示すことができるようにすることが重要である」と改めて強調.今後は,生涯教育カリキュラムの完成を待って,その具体的な履修方法,評価方法等を検討していくと抱負を述べた.

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