日医ニュース
日医ニュース目次 第1154号(平成21年10月5日)

第28回ファイザー医学記事賞
「医療改革提言現場から」が大賞に

第28回ファイザー医学記事賞/「医療改革提言現場から」が大賞に(写真) 第二十八回ファイザー医学記事賞の贈呈式が九月十日,都内で行われた.
 ファイザー医学記事賞は,医学や医療の現実が,適切な報道によって,一般の人々に正しく理解されることを願い,一九八一年「アップジョン医学記事賞」として設立されたもので,その後,名称変更を経て標記の賞となった.
 今回は,全国の新聞九十四紙に平成二十年四月〜二十一年三月に掲載された医学・医療関連記事,百五十七点のなかから,第一次選考が行われ,二十九点に絞られた.その後の最終選考を経て,大賞には読売新聞東京本社地域版医療改革提言取材班の「医療改革提言 現場から」が,優秀賞には「医療」(朝日新聞社),「患者を生きる」(朝日新聞社),「地域医療のカルテ」(沖縄タイムス社),「また働きたい〜職場のメンタルヘルス」(京都新聞社),「家族の問い掛け〜脳死移植十年 浜松から」(静岡新聞社)の六点が選ばれた.
 最終選考の審査には,中川俊男常任理事,エッセイストの岸本葉子氏,久史麿自治医科大学長,外口崇厚生労働省保険局長(前医政局長)の四氏が当たった.
 中川常任理事は,「臓器移植法改正案が採決された時,日本人の死生観,脳死移植のあり方については,もっと議論すべきだったと思っている.優秀賞を受賞した静岡新聞社の記事は,決して長くはないが,重大な問題提起をしてもらった.今後も,頑張って欲しい」と感想を述べた.

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