日医ニュース
日医ニュース目次 第1163号(平成22年2月20日)

第28回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式
18名の受賞者を表彰

第28回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/18名の受賞者を表彰(写真) 第二十八回「心に残る医療」体験記コンクール(日医・読売新聞社主催)の表彰式が一月二十八日に都内で開催され,日医からは,唐澤人会長,宝住与一副会長,中川俊男常任理事が出席した.
 冒頭の主催者あいさつのなかで,唐澤会長は,受賞者への祝意を表した後,「昨年の政権交代により,長期にわたる社会保障費の削減策が方向転換されたが,崩壊の危機に瀕している地域医療,なかでも早急な再建が必要とされる小児医療,産科医療,救急医療などは,もっと大きな財源投入が必要だ」と指摘.そのうえで,「日医は,国民に安全で安心な医療を公平に提供出来る体制を確保するために,一丸となって活動していきたい」と述べた.
 長妻昭厚生労働大臣(中尾昭弘厚労省大臣官房審議官代読)ほかの祝辞に続いて,中川常任理事が,「本コンクールは,昨年の五月二十日に募集を開始し,十月七日に締め切った.その結果,千五百九十七編という多数の応募があった(内訳は,『一般の部』が千二百二十五編,『中高生の部』が三百五十五編,『小学生の部』が十七編).第一次審査で百四十二編,第二次審査で四十五編に絞られ,十一月二十五日に行われた最終審査で,各賞が決定した」と経過報告を行った.
 引き続き表彰に入り,「一般の部」では,厚生労働大臣賞,日本医師会賞,読売新聞社賞,アフラック賞,入選の受賞者に,その後,「中高生の部」ならびに「小学生の部」の最優秀賞,優秀賞の受賞者に,それぞれ賞状・副賞の授与が行われた.
 最後に,作家・詩人のねじめ正一氏が審査講評を行い,表彰式は終了した.
 なお,今回の入賞作品十八編は,例年どおり冊子としてまとめ,『日医雑誌』に同封して全会員に送付する予定.

第28回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/18名の受賞者を表彰(表)

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