日医ニュース
日医ニュース目次 第1192号(平成23年5月5日)

東北地方太平洋沖地震発生当時を振り返って
宮城県医師会長 伊東潤造

 三月十一日(金)午後二時四十六分頃,三陸沖を震源とするマグニチュード九・〇,震度七を観測する未曾有の巨大地震が発生しました.
 この地震により,青森県,岩手県,宮城県,福島県,茨城県の広い範囲で強い揺れを観測するとともに,太平洋沿岸を中心に大きな津波が発生し,我々の仲間である会員の先生方を含め多くの人々の掛け替えのない命と,私たちの愛する沿岸部の街並みや景観を一瞬にして奪い去ってしまいました.
 私も直接亘理郡,石巻市とその間の沿岸部,そして,気仙沼市を視察して参りましたが,その被害の大きさにただただ驚きと非痛感を募らせるばかりでした.
 我々は地震発生後直ちに救援活動を開始し,災害医療コーディネーターである櫻井芳明副会長と登米祐也常任理事が宮城県に設置された災害対策本部に詰め,本会と連絡を密にしながら医療分野における災害急性期の対応と調整等に努めておりました.
 宮城県医師会館も,三月十三日(日)になって,ようやく電気,電話が復旧したため,直ちに本会館内に対策本部を設置.会員の安否や被害状況の把握,死体検案医師の要請と調整,日本医師会等からの医薬品支援物資を被災地医師会へ送る等,緊急対応に役員,職員が力を合わせて昼夜を問わず奮闘してきたところであります.
 さらには,DMATや日医からの要請で各都道府県医師会から申し出のあった救護班チーム「JMAT(日本医師会災害医療チーム)」に,県内被災地において避難所,救護所等で献身的に救護活動を行っていただいており,地元の医師会長からも素晴らしい活躍に感謝しているとの言葉も頂戴しております.
 日医を始めとする全国の都道府県医師会,郡市区医師会,関係団体等からも多大なるご支援を頂戴しておりますことを改めて心から感謝し御礼を申し上げます.

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