日医ニュース
日医ニュース目次 第1235号(平成25年2月20日)

第31回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式
19名の受賞者を表彰

第31回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/19名の受賞者を表彰(写真) 第三十一回「心に残る医療」体験記コンクール(日医・読売新聞社主催)の表彰式が,二月二日に都内で開催され,日医からは,横倉義武会長,羽生田たかし副会長,石川広己常任理事が出席した.
 冒頭の主催者あいさつの中で,横倉会長は,昭和五十七年度に第一回「一億人の医療体験記コンクール」として始まった本コンクールが今回第三十一回を迎えた経緯と,自身が日医の広報委員として第二次審査委員を務めた経験に触れ,受賞者への祝意を表した.その上で,医療は,医療提供者と医療を受けられる患者さんとのしっかりとした信頼関係がないとうまくいかないとし,「急性期から終末期に至るさまざまな段階ごとに,医療を受けられる方の気持ちに添うような医療をつくることをモットーに,地域で切れ目のない医療を構築していくよう努力していく」と述べた.
 田村憲久厚生労働大臣(神田裕二厚労省大臣官房審議官代読)他の祝辞に続いて,石川常任理事が,「本コンクールは,昨年の五月二十四日に募集を開始し,十月十八日に締め切った.その間サブイベント等,新たな試みを行ってきた結果,千五百二十八編という多数の応募があった(内訳は,『一般の部』が千二百九十六編,『中高生の部』が百五十二編,『小学生の部』が八十編).第一次審査で百四十編,第二次審査で四十一編に絞られ,十一月十九日に行われた最終審査で,各賞が決定した」と経過報告を行った.
 引き続き表彰に入り,「一般の部」では,厚生労働大臣賞,日本医師会賞,読売新聞社賞,アフラック賞の四賞と,入選の受賞者に,その後,「中高生の部」並びに「小学生の部」の最優秀賞,優秀賞の受賞者に,それぞれ賞状・副賞の授与が行われた.作家・詩人のねじめ正一氏が審査講評を行い,表彰式は終了した.
 なお,今回の入賞作品十九編は,例年どおり冊子としてまとめ,『日医雑誌』五月号に同封して全会員に送付する予定.

第31回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/19名の受賞者を表彰(表)

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