日医ニュース
日医ニュース目次 第1268号(平成26年7月5日)

横倉会長
全国保健所長会の活動に対する支援を約束(6月11日)

横倉会長(中央右)に表敬訪問する
宇田全国保健所長会長(中央左)
 横倉義武会長は六月十一日,日医を表敬訪問した全国保健所長会の宇田英典会長らから平成二十七年度の保健所行政の施策及び予算の要望について協力依頼を受けた.
 同会は,全国で四百九十カ所を超える保健所の所長による組織であり,保健所の進展と保健所相互の連携を図り,公衆衛生の向上に寄与することを目的に活動している.
 この度,同会が取りまとめた,「平成二十七年度 保健所行政の施策及び予算に関する要望書」では,(一)東日本大震災を踏まえた地域保健対策の充実,(二)食中毒対策及び腸管出血性大腸菌対策の強化,(三)結核・感染症対策の推進,(四)健康危機管理に関連した施策の充実,(五)地域保健対策の総合的見直しに関連した方策の推進─を重点項目として示すとともに,各地域の保健所が役割を果たせるよう,全国の保健所ネットワークの一層の推進による対応の充実強化を求めている.
 当日の会談で宇田全国保健所長会長は,要望書の内容を説明した上で,翌十二日,厚生労働省に向けて要望書を提出する予定であることを述べるとともに,要望の実現に向けた協力を求めた.
 これに対して,横倉会長は,「全国の保健所の活動は,わが国の公衆衛生に大変寄与している.国民の安心・安全を守る活動は,日医と心を同じくするものがあり,その活動は重要なものと考えている.要望が実現出来るよう活動を支援していきたい」との意向を示した.

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