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第1279号(平成26年12月20日) |
千葉県医師会長 田畑 陽一郎
わが県では,千葉県の支援の下,千葉県医師会と千葉大学医学部附属病院等が協力し,運営母体となるNPO法人千葉医師研修支援ネットワーク (以下DCS─NET)を平成二十年二月十五日に設立した.
DCS─NET設立の目的は,千葉県内で働く勤務医,研修医,専門医の養成,確保等の事業を行い,質の高い医療提供体制の構築を図ることとしている.
特に,若手研修医,勤務医,専門医の育成に力を入れ,更に医学生なども入れ,立場の違う多様なニーズに応えられるよう下記の事業を行い,研修の場を提供してきた.
一,専門医の養成・確保
二,研修医の養成・確保
三,病院職員等の能力開発,無料職業紹介
四,地方公共団体,病院等の調査研究
更に,千葉県医師会と病院部会との講演会及び千葉県内臨床研修医交流会等も行っている.これらの事業を展開し,一定の成果を挙げてきている.
しかしながら,平成二十五年度の会員数は四千七百九十九人,そのうち勤務医は千七百十五人であり,構成割合は三五・七%と高くはない.
今後も勤務医の委員会や他の事業を含め,勤務医にとって魅力ある医師会運営を目指し,勤務医の医師会加入率や医師の定着率を高める努力を更に推進していく必要があると考える.
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