日医ニュース
日医ニュース目次 第1286号(平成27年4月5日)

第33回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式
18名の受賞者を表彰

第33回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/18名の受賞者を表彰(写真) 第三十三回「心に残る医療」体験記コンクール(日医・読売新聞社主催)の表彰式が,三月七日に都内で開催され,日医からは,横倉義武会長,石川広己常任理事が出席した.
 冒頭の主催者あいさつの中で,横倉会長は,昭和五十七年度に第一回「一億人の医療体験記コンクール」として始まった本コンクールが第三十三回を迎えた経緯について触れるとともに,受賞者への祝意を表した.
 その上で,医療は,医療提供者と患者との信頼関係があって成り立つものであるとし,「いわゆる健康寿命と平均寿命の間の十年近い差を縮め,世界に冠たる国民皆保険を堅持しながら,『かかりつけ医』を中心とした『まちづくり』を進めつつ,今後も,『国民と共に歩む専門家集団』として,真に国民に求められる医療提供体制の実現に向けた政策提言に一層努めていく」と述べた.
 塩崎恭久厚生労働大臣(二川一男厚労省医政局長代読)の祝辞に続いて,石川常任理事が,「本コンクールは,昨年の六月二十日に募集を開始し,十月十五日に締め切った.その結果,千百九十七編という多数の応募があった(内訳は,『一般の部』が千七十四編,『中高生の部』が九十八編,『小学生の部』が二十五編).第一次審査で百四十五編,第二次審査で四十一編に絞られ,十二月四日に行われた最終審査で,各賞が決定した」と経過報告を行った.
 引き続き表彰に入り,「一般の部」では,厚生労働大臣賞,日本医師会賞,読売新聞社賞の三賞と,入選の受賞者に,その後,「中高生の部」並びに「小学生の部」の最優秀賞,優秀賞の受賞者に,それぞれ賞状・副賞の授与が行われた.作家・詩人のねじめ正一氏が審査講評を行い,表彰式は終了した.
 なお,今回の入賞作品十八編は,例年どおり冊子としてまとめ,『日医雑誌』五月号に同封して全会員に送付する予定.

第33回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式/18名の受賞者を表彰(写真)

このページのトップへ

日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.