図1
がんができる仕組みとたばこの発がん物質の関わり
これでわかる生活習慣病の予防と対策、社会保険研究所、p.7より一部改変
たばこの煙に含まれる有害な化学物質は200種類を超えており、この中には発がん物質も多種類含まれています。たばこの発がん物質は主にタールに含まれ、これが細胞の遺伝子に傷をつけます。この傷は通常、体の中の働きによってすぐに修復されるのですが、その働きには個人差があって、修復がうまくいかない場合もあります。
このようにして細胞のがん化が起こります
(図1)
。
図2
正常細胞がたばこの影響でがん細胞になるまでの様子
図2
は、正常な細胞がたばこによってがん細胞に変わっていく過程を、
実際の写真でみたものです。
正常な気管支の細胞を顕微鏡でみたところです。
線毛(→)は痰を外に出す働きをします。
たばこを吸っている人の細胞です。
がんになる前の細胞で、化生細胞と呼んでいます。
たばこを吸い続けると徐々に変化していき、がん化します。
がん化した細胞です。核(まん中のところ)が赤くなっているのは、
細胞の性質が変わって、がん化したからです。