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「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテスト

第17回「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテスト入賞作品

2016.3.8

ごあいさつ

 「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテストは、写真を通して生命の尊さや大切さを考えてもらいたい、との願いを込め、日本医師会と読売新聞社が毎年開催しています。第17回目の今回は、全国から約3,000もの作品が集まり、厳正な審査のもと、入賞作品29点が決定しました。

 子供や動物の愛らしい表情、ご高齢者のお元気な姿が印象的な作品から、家族の温かさが伝わってくる作品まで、幅広い応募作品が寄せられました。入賞作品は、現代の世相を映し出しながらも、見る人の心を打つものがそろっていると思います。本コンテストが、"生命(いのち)"を見つめなおす機会の一助となれば幸いです。

 最後になりましたが、ご応募いただいた皆さま、審査員をはじめ、ご協力いただいた関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

日本医師会/読売新聞社

最優秀賞(1点)

  • 「イクメン世代」
    岡本 聖(70歳)

日本医師会賞・審査員特別賞・読売新聞社賞(各1点)

  • 【日本医師会賞】
    「情熱を舞う」
    湖山 昌男(57歳)


  • 【審査員特別賞】
    「ゆびきりげんまん」
    山田 英樹(48歳)


  • 【読売新聞社賞】
    「まなざし(眼差し)」
    伊東 幸子(75歳)

入選(5点)

  • 「生命をつなぐもの」
    今井 寛治(61歳)


  • 「後継ぎの子守」
    照井 俊男(79歳)


  • 「お墓参りの桜坂」
    濱本 秀雄(65歳)


  • 「ゆかいな家族」
    松元 利恵子(62歳)


  • 「黄昏散歩」
    忽那 博史(45歳)

佳作(20点)

  • 「すくすく育て」
    尾﨑 ヒサ子(74歳)


  • 「気持いい~」
    竹内 良弘(69歳)


  • 「山里に生きる」
    清水 守(71歳)


  • 「ママ僕にも見せて」
    秋庭 広(62歳)


  • 「野試合の日」
    松木 宣博(59歳)


  • 「パワー全開」
    高橋 一吉(65歳)


  • 「魂と共に」
    平野 昌子(48歳)


  • 「孫の力をかりての春」
    門林 泰志郎(66歳)


  • 「生命を踊る」
    佐々木 隆(67歳)


  • 「あっ!みいつけた」
    西 治光(65歳)


  • 「生命の誕生」
    齋藤 みや子(67歳)


  • 「立話」
    加藤 洋子(69歳)


  • 「おねだり」
    高橋 洋(68歳)


  • 「ひ孫のプレゼント(100歳までガンバレ!!)」
    神久 文江(64歳)


  • 「沐浴・母も浸かった木桶で 」
    須山 隆太(38歳)


  • 「ふれあい」
    川田 好夫(77歳)


  • 「マルガモ親子の絆」
    正願 義博(79歳)


  • 「恋の季節」
    壷井 彩(41歳)


  • 「無病息災を願って」
    後藤 有季(30歳)


  • 「対峙」
    多田 比紀(54歳)


審査員からのひとこと
田沼 武能(日本写真著作権協会会長)

 近年は作品のレベルが急激に向上しており、今回も甲乙つけがたく、入賞作品を決めるのにとても苦労しました。しかも、出品された写真はコンテストのテーマに沿うものばかりでした。そのため、ただ上手に写しただけでは受賞は難しくなっています。

 また、過去の受賞作をまねた作品も賞に入りません。自分が感じて発見したものでなければ、見る人に感動を与えることはできないからです。

 『イクメン世代』は、見ていて楽しくなる作品。近年の父親は育児に参加するのが当然になっており、これだけの父親が集まって子供を肩車する姿は珍しい。「子育てはお母さんだけじゃない」ことを証明しているようです。

 『情熱を舞う』は、ハンデを持ったダンスペアの真剣に踊る表情が印象的。一生懸命踊りに没入している姿が美しい。

 『まなざし(眼差し)』は、母親の顔を見つめながら、母乳を飲む双子の姿から、2人の持つ生命力が伝わってきます。

 次回も、ヒューマンで夢のある作品、そして現代の世相が映し出された写真に出会えることを期待しています。

椎名 誠(作家)

 例年にはないテーマや、時代を反映した作品の応募が多かったように思います。そしてどんどんうまくなっている。特にシャッターチャンスの捉え方がうまくなっているなと感じました。感動を呼ぶ作品、感情の起伏を捉えた作品、安らぎを感じる作品。入賞、入選した作品はどれも力作で、選考をしていて楽しかったです。

 最優秀賞に選ばれた『イクメン世代』は、時代を反映していて面白いと思った作品。みんなが笑っていることから伝わってくる" 楽しさ" が、写真の力となりました。また日本医師会賞の『情熱を舞う』は、堂々たる被写体の真剣なまなざしに感動しました。また背景の青に白いドレスが映え、色彩が素晴らしく、本当に奇麗だとも思いました。

 全体を通して、人間を被写体にした素晴らしい作品が多く応募されています。次回は生物や自然をテーマとして、人間を捉えた作品を凌駕するような、そんな良い作品にも出会いたいと期待しています。

織作 峰子(写真家)

  このコンテストでは例年、人間だけでなく、動植物も含め、地球上のあらゆる生物の中に、さまざまな形の「愛」を感じ、そのような意識を持った方たちが応募してくれていると思います。

 『イクメン世代』は、昨今の世相を反映した作品です。街中で男性が子どもを抱っこする姿を多く見かけるようになりましたが、それが一堂に写っている写真はユニークなものでした。新しいお父さん像、夫婦、社会のあり方を映し出しており、時代の変化を感じさせました。

 『情熱を舞う』は、ハンディキャップを負いながらダンスをする姿から、優雅さと美しさが伝わってきます。置かれた環境との戦い、ダンスショーとの戦いがミックスされた力強い作品になっています。

 『まなざし(眼差し)』は、母親のたくましさを感じさせてくれます。母乳の大切さ、母親から生命の「もと」を与えられていることを改めて認識しました。

 遠くまで出かけなくても、身近なところに、感動するものは散りばめられています。それを見つける目を養ってほしいです。「生命を見つめる」という言葉を念頭に置いてシャッターを切っていけば、きっと素晴らしい状況に出くわし、良い写真も撮れると思います。

ロザンナ(歌手)

 『イクメン世代』は、時代の流れを感じました。ひと昔前だったら考えられない光景。世の中が変わったことを象徴するような作品です。父親がうれしそうに子育てをしているのがよく分かります。街中を歩いていても、父親が赤ん坊を抱っこしている姿を見かけるようになりました。子育ては、父母両方でやった方が絶対楽しいです。

 『情熱を舞う』は、車いすの社交ダンスは素敵だと感じさせてくれるような作品でした。

 『ゆびきりげんまん』も、印象に残る写真です。赤ん坊が一生懸命生きようとしている姿に胸を打たれました。また同時に、明るさも作品から伝わってきました。

 次回も、今回同様、元気を出させてくれるような写真を待っています。日常の風景の中には、「私も頑張ろう」と思える一瞬がたくさん埋もれています。「今は辛くても、そのうち何とかなりますよ」というメッセージを感じる作品を見たいと思います。