日医ホーム「生命を見つめる」フォトコンテスト

第11回「生命を見つめる」フォトコンテスト 入賞作品集

■過去の入賞作品集はコチラ白クマ

■ごあいさつ

 「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテストは、写真を通して、生命の尊さや大切さを改めて考えていただきたいとの願いを込め、日本医師会と読売新聞社が一版の方々を対象に毎年開催しているものです。11回目となる今回は、全国から2,530点もの応募が寄せられ、最終審査を経て28作品が入賞しました。

 応募作は、家族の絆、人と動物のふれあい、自然の生命力の偉大さなど、それぞれの視点で生命の輝きをとらえていました。受賞作品はどれも、見る者に生命の素晴らしさを強く訴え、感動を与えてくれる大変素晴らしい作品です。

 不況が続く世の中で、昨今、尊い生命が軽んじられる時間も少なくありません。本展を通して、生きる勇気や幸せを感じながら、「生命(いのち)を見つめる」ひとときをお過ごしいただければ、主催者としてこれ以上の喜びはありません。

 最後になりましたが、ご応募いただいた皆さま、審査員をはじめ、本コンテストにご協力いただいた関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

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日 本 医 師 会
読 売 新 聞 社

【最優秀賞】 【優 秀 賞】 【入  選】 【佳  作】

※写真をクリックしてご覧ください※

【最優秀賞】
「ばあちゃんの笑顔」
 土肥 亜弓(33歳)


【日本医師会賞・審査員特別賞・読売新聞社賞】
【日本医師会賞】
「誕生」
 松崎 良一(45歳)
【審査員特別賞】
「捕まえた!」
 田中 耕二(54歳)
【読売新聞社賞】
「触れたい」
 岩木 勇紀男(63歳)


【入  選】
「誰もいぬまに」
 新田 敬真(58歳)
「まなざし」
 佐藤 正一(44歳)
「夫婦100歳を目指す」
 山根 和夫(68歳)
「スキンシップ」
 堺 一成(87歳)


【佳  作】

「純愛」
進藤 直樹
(39歳)

「やられた!」
山田 耐子
(64歳)

「仲良し」
横沢 正
(54歳)

「親子で看視」
佐久間 金利
(70歳)

「夫婦」
中村 邦夫
(60歳)

「愛しい友
 〜ずっと一緒にいようね〜」
渡辺 美津江
(45歳)

「子育て」
関口 真規子
(37歳)

「家族」
武内 道直
(68歳)

「親につれられて」
青木 暁
(74歳)

「飲みづらいなー」
嶋田 徳壽
(74歳)

「日課」
植木 経治
(59歳)

「おばあちゃんのたからもの」
中村 靖
(39歳)

「木霊」
古賀 通代
(42歳)

「これ、遊んでる場合ではないよ!」
片桐 久司
(68歳)

「産声の日」
角田 敏子
(68歳)

「実南・ゴキゲン」
廣瀬 久雄
(65歳)

「朝日の昇る頃」
滝下 房夫
(76歳)

「牛さんの見学会」
大高 久昌
(69歳)

「水を得た子供」
上谷川 寿雄
(38歳)

「生きる」
長里 恵子
(62歳)

 

※年齢は表彰式(2010年2月10日)時点。

■審査員からのひとこと

田沼 武能(日本写真家協会会長)

 応募作品は年々レベルがあがり、11回目となる今回は、最終審査の段階ではどれもが及第点以上の出来でした。特に、人物を被写体とした写真は感動をストレートに表現したものが多く、上位に入賞しています。

 最優秀賞の「ばあちゃんの笑顔」は、孫を抱いて肌に触れ、そのぬくもりを確かめるばあちゃんの笑顔に人生の喜びが感じられる作品で、その光景をクローズアップでとらえた視点、表現ともに最高の出来です。「触れたい」は、新しい家族にとまどう飼い犬の複雑な心境がよく伝わってきます。においで確かめようと近づく犬に、赤ん坊がびっくりして泣き出す情景がほほえましいです。

 また、鳥の親子をとらえた「まなざし」は、じっと見つめる親鳥とひな鳥の力強い視線に、親子の愛情が感じられました。

 いずれも独自性、感性や感動が感じられるものが上位に選ばれています。勝負の鍵は、自分のコンセプト、アイディアを持ちしっかり表現することです。次回も楽しみにしています。

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椎名 誠(作家)

 「生命をみつめる」というテーマのもと、母と子、動物の親子、赤ちゃん誕生の瞬間、ご老人同士といった写真が定番になりつつありますが、そうした中でも年々、応募作品のレベルは上がってきています。特に今年は技術的な面に加えて、テーマ性がしっかりとしたものが多く、最終審査でも甲乙つけがたい作品が並びました。

 中でも「捕まえた!」や「スキンシップ」は、アングルや構図の取り方が見事で、プロに匹敵するほどの腕前です。「木霊」はこれまでにはなかったような斬新な題材で、木が水を吸い上げる音が聞こえてくるようなユニークな作品です。「子育て」は、水中のクジラにぎりぎりまで接近して撮影しており、技巧的にも大変な労作といえるでしょう。

 次回は、「生命」という大枠のテーマのなかで、感動をとらえた写真ばかりではなく、ユーモアやサプライズを感じさせる作品を期待します。

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織作 峰子(写真家)

 「生命を見つめる」という一つのテーマに対して、今年は被写体のバリエーションが非常に豊かでした。上から見下ろした構図や独特のアングルなど、今までにない目線で撮影されたものが多く、審査をする側としても大変楽しむことができました。

 最優秀賞の「ばあちゃんの笑顔」は、赤ちゃんの生まれたての美しさと、おばあちゃんからにじみ出る人生の重みの美しさの対比が大変よく表現されています。赤ちゃんの手がおばあちゃんのあごに延びている構図や、やわらかな光の具合も絶妙です。

 「やられた!」は、夫婦で元気に暮らせる幸せが伝わる一枚で、命が誕生する幸せがある一方で、共に長く生きることの幸せがあることを意識させられました。

 毎年同じテーマだと、どうしても同じ傾向の作品になりがちなので、次回は、今までに無いような新たなバリエーションの作品が集まれば良いと思います。

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ロザンナ(歌手)

 昨年は景気も悪く社会全体が暗い年でしたが、それに対して本コンテストの応募作品は全体的に色鮮やかで明るい写真が多く、バラエティに富んでいました。受賞には至らなかった作品の中にも、個性的で素晴らしいものが多くありました。

 私のお気に入りの「誰もいぬまに」は、お母さんの顔まで想像でき、とても微笑ましく思いました。「誕生」は、女性として大変共感できる作品です。うれしさ、大変さ、ほっとした様子など、さまざまな感情が合わさったこの表情は決して作れるものではなく、ありのままの喜びの瞬間が心に強く訴えてきました。縁側の風景のひとこまを切り取った「夫婦100歳を目指す」は、いまにもお茶の香りがしてくるような、大変情緒あふれる作品です。

 次回も、「作りこんだ」写真ではなく、ありのままの一瞬をとらえた、素直ではつらつとした写真を期待したいと思います。


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