健康三叉路No.3 エッセー 伝言板 前号 目次 次号
私の“元気”は夜つくられる
菊川 怜(タレント)

 子どものころ、手塚治虫の「ブラックジャック」(医師が主人公の漫画)にあこがれて、医師になりたいと思いました。医学部に合格したけれど、映画への夢も捨てがたく、結局、東大工学部に進みました。今は、芝居・ドラマ・映画・キャスターなど、幅広く仕事ができ、充実した毎日を過ごしています。

 お陰さまで、生来健康体で体調は良好。ただ、いつも笑顔でいるためには、睡眠と食事に気をつけるようにしています。超多忙で不規則な生活を送っているので、睡眠1〜2時間のときは、寝だめをして英気を養っています。

 食べ物の好き嫌いはありませんが、栄養のバランスを考えて和食中心の食事を心がけています。油ものは避け、たんぱく質、炭水化物にかたよらないようにし、納豆、ヨーグルト、牛乳は欠かさず毎日取るようにしています。先日、「納豆クイーン」に選ばれ、賞品に大好きな納豆をたくさんもらい、うれしかった。

 何はともあれ、睡眠が一番。私の“元気”は夜つくられています。(談)

伝言板 お金の有る無しで医療に差が出てもいいの?
 日本では、国民全員が公的な健康保険に加入していて、風邪をひいても、がんの手術の時でも、ほとんどすべての病気について、平等に、必要な医療が受けられるようになっています。

 今、小泉内閣は、追加料金を払えば、健康保険で認められていないような特別の医療が受けられる仕組みを作ろうとしています。

 しかし、そのやり方では、お金の有る人だけが特別な医療が受けられ、無い人は受けられなくなります。

 三師会は、公的な健康保険で使える費用をもっと増やし、国民だれもが今以上に良い医療が受けられるようにしたいと考えています。

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