白クマ
日医白クマ通信 No.10
2004年10月28日(木)

新潟県医師会から地震についての情報提供がありましたので、お知らせします。

中越地震における被害状況並びに対応等について

平成16年10月26日

◆新潟県医師会

○23日 夕方(午後5時56分頃)中越地域で地震発生

 県医師会では地震発生を受け、行政や関係機関との連携のもと各種の対応を行っております。刻々と状況も変わっており、状況変化に併せた対応も必要となっております。
 現在、県医師会事務局から県内全郡市医師会へ被害の状況を確認するとともに、被害が特に大きいと思われる地域の医療機関へ直接電話で連絡し、被害状況等を確認しております。現在までに確認できた状況は次のとおりです。
 なお、情報収集に努めておりますが詳細については連絡がつかない所や不明な部分もあり、また、状況が変化している場合もありますことを予め御了承願います。


○県医師会の対応状況

・会員の安否、医療機関の被害状況、診療状況を電話にて確認している。
・電話が通じない地域については、職員が現地に赴き懸命な状況把握に努めている。
*26日、県医師会職員が現地の被害状況の確認に行っております。
・県からの要請に基づき、被災地及びその周辺の診療可能な診療所の把握と分かる範囲での情報提供を行っている。
・被災地域の地区医師会、市町村並びに県の対策本部から、医師及び医療チームの派遣、医薬品・医療材料等の提供についての要請に備え、派遣可能な医師の把握、医療チームの編成準備、各医療機関の緊急用医薬品の準備状況などの把握に努めている。
・日本医師会と連絡をとり、長岡市内の3つの病院(長岡中央綜合病院、立川綜合病院、吉田病院)へ救援物資を届けていただくこととした。
 救援物資については、被害の大きかった小千谷市、十日町市の病院とは確認がとれなかったため、とりあえず輸送ルートが確実な長岡市の病院へ届けていただくこととした。


○被災会員の状況

 ・電気、ガス、水道等のライフラインが復旧せず、また、余震などの二次被害の危険が高いため、まだ非難命令、避難勧告が解除されず避難所生活を余技なくされている会員もいる。
 ・余震が続く中、散乱したガラス、医薬品、医療機材等を片付け、一日も早い診療再開に向けて懸命な復旧作業を行っている。
 ・会員の中には避難所生活を送りながら、被災者のケアと健康管理を行っている。
 ・チームを組んで避難所の巡回診療を行っている。


○被害の大きいと思われる郡市医師会の状況

◆長岡市医師会
 全体の被害の状況は把握できていないが、現時点では人的な被害は聞いていない。医療機関等の被害についても不明であるが、市街地は比較的被害は少ないようである。しかし、一部地域で被害があり休診となっているところもある模様。救急病院で患者さんの治療にあたっている。
 会員が自主的に避難所や施設等をまわり、被災者等のケアを行っている。

◆小千谷市北魚沼郡医師会
 事務局職員と連絡がとれたが、被害状況・詳細は不明である。
 病院が中心となって診療に当っている模様。医療機関の建物等でガラスが割れるなどの被害の報告を受けている。ライフラインがストップしているため診療は難しそう。事務局職員1名のため小千谷市内の状況把握で手一杯。他地域の状況については確認が出来ていない。
 26日 本会役員(小千谷市在住)から連絡があり、自宅・診療所の中は家具類等・医療器材等が散乱し、手が付けられない状況。復旧までには半月くらいかかるのではないかとのこと。

◆十日町市中魚沼郡医師会
 事務局とは連絡が取れたが、会員並びに医療機関の被害状況については不明とのこと。県医師会から確認したところでは、建物の被害は比較的少ないようで、市内の3分の2ほどの医療機関では、通常診療ではないが診療可能のところもあり、徐々に再開しているようである。(医療機器等が壊れて使えないため、限られた診療のみのところもある)。
 また、小千谷市内等の医療機関で診療ができないため、診療科によっては、他地域からの患者さんであふれているところもあるとのこと。ライフラインで電気は復旧しつつあるが、まだ水が出ないので困っているとのこと。

以上


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