白クマ
日医白クマ通信 No.1015
2008年9月30日(火)


北海道小樽市医師会
「社会保障問題講演会を開催」

 小樽市医師会は、9月24日木曜日に社会保障問題に関する一般市民向け講演会を開催しました。演題は「安心が活力を生む地域社会へ」で、北大の宮本太郎教授にご講演を頂きました。また講演の後、小樽商大の相内俊一教授を加え、小樽市の実情により即した形で討論していただきました。会は135人の市民、医療関係者の参加を得て大変好評でした。会の後出席した市民からも、このような企画の継続を希望するご意見を頂き大変心強く感じました。

 宮本太郎先生のお話は、現在ある日本の社会保障制度は高齢者を中心に考えられており、ワーキングプアの問題、格差と貧困の広がりなど、より若い世代にも社会保障のセーフティネットが幅広く必要となっている時代には適合しなくなっている点を指摘して始まりました。日本国民の多くが福祉社会を希求していながら、それとは全く反対の政策を実行した小泉氏が、なぜ政権を取ることが出来たのかなど優れて同時性に富む話題も含みながら大変興味深い論旨が展開されました。最後に、様々な人々どうしの豊かなつながりを形作ること、現在の日本のような一方通行ではない可塑性のある人生を送ることが出来る社会を作ってゆくことが重要であろうとしてお話しを結ばれました。

 後半の相内俊一先生も加わった討論では、小樽が地域の資産を生かしながらいかに魅力的な街作りをすすめるか、示唆に富むお話しを頂きました。お話しの中では医師会および会員は中心的な役割を果たすべきであると強く指摘されていました。期待に応え当医師会としても医療ばかりでなく地域の問題も取り上げて行ければと考えています。

 小樽市医師会は、市民向けの企画として、4月にはマイケル・ムーア作、ドキュメンタリー映画「シッコ」の市民向け上映会を開催しました。今後も市民と共に歩む医師会として、市民向けの企画を計画して行きたいと考えています。

 講演内容のレジメおよび当日使用されたスライドは、当会HPからダウンロードいただけますので、是非下記URLにアクセスをお願いいたします。
 http://www.hokkaido.med.or.jp/otaru/html/kouenkai_hokoku.html

 また当医師会は、すでにローカル局「FMおたる」で「健康おたる」と題した情報提供番組を継続しています。講演および討論の内容についても報道いたしております。この内容は当医師会HPからお聞きいただけますのでこちらも是非アクセスをお願いいたします。
 http://www.hokkaido.med.or.jp/otaru/html/fm.html

(文責:小樽市医師会広報担当理事 高村一郎)

◆問い合わせ先:小樽市医師会 TEL:0134-22-4111


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