白クマ
日医白クマ通信 No.1352
2010年12月2日(木)


定例記者会見
「栃木宣言」の実現に努める
―三上常任理事

定例記者会見


 三上裕司常任理事は12月1日の定例記者会見で、6項目からなる「栃木宣言」の内容を説明した。

 本宣言は10月9日に開催された「平成22年度全国医師会勤務医部会連絡協議会」において提案され、同協議会での意見を踏まえ、担当県である栃木県医師会ならびに日医の勤務医委員会で協議し、作成されたもので、平成22年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会(11月19日開催)で、最終発表が行われた。

 宣言では、「勤務医は、厳しい現状の変革を希求しつつも、限られた医療資源を最大に活かし、国民が望む最善の医療を提供する使命がある」としたうえで、「医療の高度化、加速する高齢者増に見合った医療・介護予算の増額」「勤務医の労働時間をOECD加盟国の平均水準に出来る医師数の実現」「活力ある男女共同参画を推進するための支援体制のさらなる整備」「患者のための医療に専念出来る医師法、医療法の改正」「医療・介護行政の改善」を要求。さらに、「地域のすべての医師との連携を強化し、地域住民と協働して医療再生に取り組むこと」「常に向上心を持ち、己を律し献身的に医療に従事すること」を表明している。

 同常任理事は、今後に関して、本宣言を関係各方面に積極的に配布して、勤務医を巡る諸問題への理解を深めてもらうとともに、宣言の内容の実現を強く求めていきたいとした。

◆問い合わせ先:日本医師会企画課 TEL:03-3946-2121(代)
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