白クマ
日医白クマ通信 No.1549
2012年4月13日(金)


宮城県医師会
ウェルカムみやぎ(臨床研修医合同研修会)開催について

宮城県医師会


 今年度から研修を行う初期研修医を対象に、第一回の「ウェルカムみやぎ」が平成24年4月6日(金)、仙台サンプラザで開催された。主催は昨年2月に設立された「宮城県医師育成機構」である。この会はもともと昨年4月に予定されていたが、東日本大震災により延期されていた。

 宮城県医師育成機構は、宮城県、医師会、東北大学および基幹医療機関の4者が協力して、地域医療に関心を持った医師の養成を計る組織である。

 当日は、1年目の研修医98名中87名の参加があり、また2年目の研修医13名も参加した。第一部は講演会であり、「医師にできること〜東日本大震災の経験を通して」と題して、TIME誌「2011世界で最も影響力のある100人」に選ばれた菅野 武医師から公立志津川病院での体験を中心に、講演が行われた。講演後の質疑応答も活発で、研修医には深い感銘を与えたものと思われた。

 その後、村井県知事を交えた記念写真撮影があり、意見交換会に移行した。意見交換会では、各テーブルに研修医が座り、「他己紹介」を交えながら、情報交換が行われた。医師会からも新たに作成した「研修医、勤務医の皆様へ医師会のご紹介」と題するパンフレットと宮城県医師会会報の4月号が配布された。

 宮城県医師会では、若い時代から医師会に興味を持ってもらうよう「医師を志す高校生支援事業」を宮城県教育庁高校教育課や宮城県保健福祉部医療整備課と共同で行い成果を上げている。また東北大学医学部の1年生を対象に「地域医療とは何か」をテーマに講義を行っている。今回の研修会もその続きであり、今後の発展が期待されている。なお宮城県医師会報は2年間無償で各研修医に配布する事になっている。

(文責 宮城県医師会副会長 佐藤 和宏)

◆問い合わせ先:宮城県医師会 TEL:022-227-1591


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