白クマ
日医白クマ通信 No.1622
2012年12月11日(火)


福岡県北九州市医師会「研修医歓迎レセプションを開催」

福岡県北九州市医師会


 平成24年9月21日(金)、北九州市医師会主催により市内の臨床研修医を対象に歓迎レセプションが催された。これは、市内に13ある臨床研修指定病院と市医師会が、より多くの新卒医師に初期研修の場として北九州市を選択してほしいとの願いを共有したために企画されたものである。レセプションには市長の参加も得て、研修指定病院・医師会・行政が三者一体となって研修医を歓迎する形となった。

 レセプションは講演会と懇談会の二部構成で行われた。講演会に先立ち、合馬紘・市医師会会長、垣迫裕俊・市保健福祉局長(北橋健治市長代理)、松本哲朗・産業医科大学病院院長から、それぞれ医師会、行政、臨床研修指定病院を代表して歓迎の挨拶が行われた。

 講演は小倉北区にある健和会大手町病院の西中徳治院長による「研修医のための救急医学」と題するもので、救急を得意とする同病院の若手医師の活き活きとした研修ぶりが紹介された。

 懇談会に移る時点で北橋市長が会場に到着。乾杯に先立ち、市長と3名の研修医代表にご登壇願い、約20分という短い時間ではあったが、研修生活や北九州の印象について対談をお願いした。話が咬み合うものか、一抹の不安はあったが、市長と研修医諸君のお蔭で初めての試みとしては格好はついたようであった。

 九州厚生年金病院の多治見司院長による乾杯のあと懇談に移った。この場では、グラスを手にした北橋市長と次々に市長を囲む各病院の研修医・指導医たちとの懇談が1時間余にわたって続いた。研修医諸君にとって行政トップとの直接の対話は北九州での研修生活の一コマとして良い経験になったであろうし、市長に研修現場のなまの声を聞いていただけたことにも意義があったと考える。また、研修先を異にする研修医どうしの歓談も活発に行われ、懇談会は大いに盛り上がりをみせた。

 最後は、村上吉博・市医師会副会長の研修医への訓示を含む閉会の辞でレセプションを閉じた。

 今回が初めての試みであったが、開催時期や内容に工夫を加え、来年度からも継続する予定である。我々の熱意が研修医諸君、さらに彼らの後輩たちへ伝わることを期待している。

(文責:北九州市医師会副会長 有馬 透)

◆問い合わせ先:北九州市医師会 TEL:093-513-3811


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