白クマ
日医白クマ通信 No.314
2005年12月28日(水)


第5回救急災害医療対策委員会
報告書案(日医ACLS研修事業等)を大筋で了承 最終的な取りまとめを小林委員長に一任する

第5回救急災害医療対策委員会


 救急災害医療対策委員会の第5回目の会合が、12月21日に日医会館で開催された。

 当日は、前回までの議論をまとめた報告書案を基に、会長諮問「医師による救命処置・治療の推進について」をめぐり、日医ACLS(二次救命処置)研修事業、救急医療体制、災害医療対策−等、報告書案の各項目について最終的な議論が行われた。

 そのなかでは、各委員からの意見を参考に、報告書案の文言等に若干の修正・追加・削除が行われたほか、災害医療対策については、「医師会とDMAT(Disaster Medical Assistance Team)との連携」に関する記述が追加されることとなった。報告書案は、委員会として大筋で了承され、最終的な取りまとめを小林国男委員長に一任。来年の1月をめどに、小林委員長から植松治雄会長に報告書を提出することとなる。

 雪下國雄常任理事からは、日医ACLS(二次救命処置)研修の研修会指定数・修了証の交付状況について説明が行われた。雪下常任理事は、研修会指定数が460、修了証を交付した延べ人数が5251人に達したことを報告したうえで、出席の委員に対して、本件へのさらなる協力を求めた。

 また、報告書案のなかでも提言されている小児救急医療対策に関連して、雪下常任理事は、厚生労働省、総務省および文部科学省からなる「地域医療に関する関係省庁連絡会議」の下に設置された、「小児科・産科における医療資源の集約化・重点化に関するワーキンググループ」(日医からは、土屋隆常任理事が委員として出席)での検討をまとめた資料を提出。各委員に、忌憚のない意見を求めた。

 なお、今期の本委員会の開催は、今回で終了の予定。

◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)


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