白クマ
日医白クマ通信 No.41
2004年11月29日(月)

各都道府県医師会等主催で国民皆保険制度を守る運動が活発に行われております。参考までに各地の開催予定、開催報告を白クマ通信にてお知らせいたします。

北海道医師会

◆◆◆「日本の医療を守る道民の集い」を開催◆◆◆

 北海道医師会をはじめとする医療関係7団体により構成される実行委員会は、「混合診療解禁を阻止し、国民皆保険制度を守る国民運動」の一環として、平成16年11月28日午後3時より、「日本の医療を守る道民の集い」を開催しました。

 開会に先立ち、日医作成の混合診療解説ビデオ「もしも、混合診療が解禁になったら・・・」を視聴しました。

 集いは、まず、中川俊男実行委員から趣旨説明を行った後、患者・歯科医師・看護師・薬剤師・医師の各代表による意見交換を行い、さらに会場の複数の参加者より混合診療解禁に対する反対意見が述べられました。これを受け、会場に参集した道民1,100名の総意を得て下記のアピールを採択しました。

 また、北海道医師会では、11月23日に関係32団体と「日本の医療を守る道民協議会」の設立総会を開催し、同協議会会長に飯塚弘志道医会長が選出されました。


■■■日本の医療を守る道民の集い■■■

◆日 時:平成16年11月28日(日) 午後3時〜4時
◆場 所:ホテルニューオータニ札幌2階(札幌市中央区)
◆主 催:「日本の医療を守る道民の集い」実行委員会
(北海道医師会、札幌市医師会、北海道歯科医師会、北海道薬剤師会、
 北海道看護協会、北海道柔道整復師会、北海道鍼灸師会)

◇スローガン◇
○お金がない人は治らない。助からない。
 そんな日本にしたくない。
○国民皆保険制度は日本の宝。
 WHOが世界一と認める医療を守ろう。
○医療に差別を持ち込む混合診療の導入に反対しよう。

―次 第―
◆1.開 会
◆2.趣旨説明 実行委員 中川俊男
◆3.意見交換
   歯科医師代表 野川哲義氏
   看護師代表 小泉由貴美氏
   患者代表 渡辺克己氏
   薬剤師代表 坂田祐之氏
   医師代表 藤原秀俊氏
◆4.総 括 日本の医療を守る道民協議会会長 飯塚弘志
◆5.閉 会

◆◇◆ ア ピ ー ル ◆◇◆

お金のあるなしに関わらず納得のいく医療を受けたい。
私たちは、命とお金をハカリにかける混合診療解禁に
絶対反対します。

           平成16年11月28日
       「日本の医療を守る道民の集い」

(文責:北海道医師会常任理事・情報広報部長 中川俊男)


青森県医師会

◆◆◆国民医療を守る青森県民の集い(報告)◆◆◆

◆日時 平成16年11月26日(金) 午後6時〜
◆場所 青森県医師会館 7階 大ホール
◆主催 国民医療を守る青森県民協議会

 国民医療を守る青森県民協議会は11月26日(金)青森県医師会館において、混合診療解禁を阻止し、国民皆保険制度を守る国民運動として「国民医療を守る青森県民の集い」を、一般県民を含めた24の参加団体・医療関係者が参加し開催いたしました。

 集いは、まず日本医師会の作成したビデオ「もしも「混合診療」が解禁になったら・・・」を視聴し、その後佐々木県医師会長の挨拶に続き、西島英利参議院議員の「混合診療解禁がもたらすもの」と題しての基調講演があり、300名の参加者が熱心に耳を傾けて理解を深めておりました。

 その後に、協力関係団体の歯科医師会・薬剤師会・看護協会から意見表明があり、最後に混合診療解禁の反対決議を満場一致で採択し、「国民医療を守る青森県民の集い」を終了した。


◇決 議◇

 現在、我が国には世界で最も高く評価されている国民皆保険制度があり、この制度により「いつでも、どこでも、だれでも」安心して質の高い医療を受けることができます。

 国民には健康で安心して生活を営む権利があります。今、国民に不平等を招く混合診療が解禁となれば、自己負担増ばかりでなく、国民の生活に不信、不安感が増幅され、健康に重大な影響を及ぼすことが懸念されます。

 我々は国民皆保険制度が崩壊するこのような医療制度改革に断固反対し、国民の健康を守るため、政府・与党に対し、下記事項を強く要求する。

○ 記 ○
1.混合診療の解禁に反対する。
1.株式会社の医業経営参入に反対する。
1.国民皆保険制度を堅持せよ。
 以上、決議する。

平成16年11月26日
国民医療を守る青森県民協議会

(文責:青森県医師会常任理事 齋藤重周)


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