白クマ
日医白クマ通信 No.517
2006年10月19日(木)


京都府医師会 京都府医療推進協議会が主催
「これからの日本の医療・保健・福祉を考える」

『こんなに変わる医療・保健・福祉〜あなたの健康危機! 秋の陣』
医療・福祉の将来を憂う

「これからの日本の医療・保健・福祉を考える」


 京都府医療推進協議会(以下、協議会)では、10月14日、京都府京都市内において『こんなに変わる医療・保健・福祉〜あなたの健康危機! 秋の陣』を開催。医療制度改革や健康づくりについての情報を発信し、真に国民のための医療や福祉はいかにあるべきかということを府市民とともに考えようと、京都府の医療・保健・福祉に携わる31団体で構成される協議会が催した。当日は約1,500名もの府市民が来場した。


府市民1,500人が参加
=各団体のブースで健康チェックなど=

 今回の医療制度改革が医療・介護の現場にどのような影響を与えているのか、また将来どのようになっていくのかについて、京都府医療推進協議会では、午前中のKBSラジオ人気番組「桂都丸のサークルタウン」の公開生放送で構成団体がそれぞれの立場から訴えた。さらに午後には、劇団「WANDERING PARTY」が「冗談じゃないぜ! ったく!! 〜こんな改革で大丈夫?」と題して、患者・家族と医療機関が苦悩する一方、政治家や官僚が庶民の苦しみを一顧だにしない姿を皮肉を込めてコミカルに演じた。

 午後からのステージでは、「呼吸筋のストレッチ体操」(京都府理学療法士会)、「知って得する薬の正しい使い方」(京都府病院薬剤師会)、「転倒予防運動『柔』」(京都府柔道整復師会)などが行われ、多くの参加者がからだを動かしながら、熱心に耳を傾けていた。

 また、会場では、「こどもの広場」「大人の広場」「高齢者の広場」として、協議会構成団体がそれぞれの特色を生かした18の体験コーナーや相談コーナー、パネル展示等のブースが設けられ、大勢の人がつめかけた。

 京都府医師会では、「子どもの健康相談−アレルギー疾患を中心に」と「メタボリックシンドロームって何? ―糖尿病相談」の相談ブース、約450人が測定した血圧と腹囲の測定コーナーブースを出展。なお、相談ブースには70人近くが相談に訪れ、それぞれ京都小児科医会、京都糖尿病医会から派遣された専門医が相談に応じた。

 パネルディスカッション「どうすればいいの? 子どもの食物アレルギー」では、植月百枝アナウンサーの進行のもと、食物アレルギーのお子さんを持つ小谷智恵さんからの質問に、滋賀県立小児保健医療センター・楠隆小児科副部長、京都府医師会・辻幸子理事が答える形で進められ、食物アレルギーに関する正しい医学知識が伝えられた。

(文責:京都府医師会企画・広報担当理事 藤井純司)

◆問い合わせ先:京都府医師会 TEL:075-312-3671(代)


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