白クマ
日医白クマ通信 No.521
2006年10月25日(水)


神奈川県横須賀市医師会
横須賀市救急医療センターで「CR画像転送システム」開始

 指定管理者制度のもと、昨年4月から横須賀市医師会が管理運営している一次救急医療の横須賀市救急医療センターで、9月25日より「CR画像転送システム」を開始した。 

 昨年8月に導入したCRを拡大利用したもので、CR画像をインターネットで、市内の9つの輪番病院に転送するシステムである。このシステムにより、専門科目の医師による画像診断が受けられることになる。

 センターの診療科目は、内科、小児科、外科だが、主に外科で利用されると予想している。センターの担当が外科医の場合、骨折の写真を整形外科の輪番病院の医師に見てもらったり、センターの担当が整形外科医の場合に、腹部の写真を輪番の外科医に見てもらうこともできる。輪番病院は、外科、整形外科、脳外科と3科とも毎日分かれているが、センターで、3科を毎日揃えることは不可能である。これをカバーするのに、役立つと期待している。既に、骨折の見落としを回避できたケースも出てきており、成果を挙げている。

(文責:横須賀市医師会理事 高宮 光)

◆問い合わせ先:横須賀市医師会 TEL:046-822-0542

※高宮光横須賀市医師会理事の「高」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。


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