白クマ
日医白クマ通信 No.546
2006年11月30日(木)


第4回国民医療推進協議会総会
「協議会会長に唐澤日医会長など新役員選出される」

国民医療推進協議会総会


 国民医療推進協議会の第4回総会が、11月29日、参加40団体中33団体から50名の出席を得て、日医会館小講堂で開催された。

 初めに、役員選出が行われ、互選の結果、協議会会長として唐澤祥人日医会長、同副会長として大久保満男日本歯科医師会長、中西敏夫日本薬剤師会長、久常節子日本看護協会長、同理事として羽生田俊日医常任理事を含む33名の新役員の就任を全会一致で承認した。

 唐澤会長はあいさつで、わが国の“国民皆保険制度”は、世界中から高く評価されているが、近年、医療現場や国民の声を無視した極端な財政主導の社会保障制度の見直しが行われ、崩壊の危機にさらされていると指摘。そのうえで、「このような状況下で、国民と共に、安全で良質な医療提供の実現を目指すべく国民運動を展開してきた本協議会は、日本の医療を守る大きな要である」と述べ、過去の国民運動等への尽力に敬意を表するとともに、今後の協力を要請した。

 つづいて、昨年度に実施された国民皆保険制度を守る国民運動について、活動状況の詳細が報告された。

 議事として、(1)国民医療推進協議会規則一部改正、(2)今後の活動方針―についての協議が行われた。(1)では、「役員が所属する団体の役職を退任したときは、それを引き継いだ者と役員を交代する(任期は前任者の残任期間)」など、4点の改正が承認され、(2)では、「医療・介護・保健および福祉行政充実のための各種活動の推進」「国民に対する健康の増進と福祉の向上に資する各種広報活動」を中心に、さらなる組織の拡充を目指し、多方面に参加を呼び掛けていくことが確認された。

◆問い合わせ先:日本医師会庶務課 TEL:03−3946−2121(代)

※唐澤祥人会長の「祥」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。


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