白クマ
日医白クマ通信 No.577
2007年1月22日(月)


第5回男女共同参画委員会
「病院管理者等への啓発講習会のモデル案を了承」

第5回男女共同参画委員会


 第5回男女共同参画委員会が1月17日、日医会館で開催された。

 この日は、宝住与一副会長、羽生田俊常任理事のあいさつに続き、(1)第三回男女共同参画フォーラム、(2)医師再就業支援事業、(3)病院長・開設者ならびに病院管理者等への啓発講習会のモデル案―について報告と意見交換が行われた。

 「第三回男女共同参画フォーラム」は、7月28日(土)午後1〜4時に神奈川県横浜市の神奈川県総合医療会館で行われる予定で、プログラムやタイムスケジュールを確認した。

 「医師再就業支援事業」においては、厚生労働省から委託を受け、「日本医師会女性医師バンク」を立ち上げることになっている。1月30日の開設に先立ち、今月5日から事前登録が始まったが、保坂シゲリ委員長は求人、求職合わせて500件近い資料請求があったことを明らかにしたうえで、「求人は予想どおりだが、求職が多い。広報がうまくいっているのではないか」とし、本登録開始に期待を寄せた。

 「病院管理者等への啓発講習会」は、女性医師が出産育児を乗り越えて勤務し続けるため、病院の環境整備を進め、病院長・管理者などの理解を得ることを目的に各都道府県医師会が主体となって実施するもの。資料として提出されたモデル案は、女性医師の現状と問題点に関するデータ、産・育休に関する都道府県医師会アンケート調査の結果、女性医師の勤務環境整備の具体策などが盛り込まれた49項目のスライドとなっており、講習会で使用する資料の取捨選択は各都道府県医師会に委ねる。その中で、病院長の立場での子育て支援策として、院内保育所・病児保育室の整備、近隣の民間保育所との連携、病院駐車場の優先使用、24時間コンビニの設置のほか、長期休職後の再就職に際し有給研修制度を設けることを提案している。

 同モデル案は、協議のうえ了承された。各都道府県医師会に送付し、今年度中の実施を目指すが、講師については要請があれば委員会から派遣する方針である。

◆問い合わせ先:日本医師会企画課 TEL:03-3946-2121(代)


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