白クマ
日医白クマ通信
2007年4月16日(月)


大阪府医師会「研修医との交流会を開催」

木村健・アイオワ大学医学部名誉教授


 平成16年にスタートした新医師臨床研修制度における第1期生の初期研修が修了した。大阪府医師会では、3月31日午後、大阪市内で、同制度の第1、2期の研修医と指導医を招いて「研修医との交流会」を開催し、同制度の現状と課題について意見を交換した。

 開会に際してあいさつした酒井國男大阪府医師会長は、制度発足前から在阪5大学の研修制度担当医師との討議を重ねてきたことを紹介。平成16年には会内に臨床研修制度推進委員会を発足させ、研修医・指導医双方に向けて意識調査を実施したことや、調査結果を踏まえ制度改善に向けた討議に反映させていく方針であることを述べた。

 この日は、基調講演として木村健・アイオワ大学医学部名誉教授が米国の臨床研修制度について、20世紀初頭に始まった「単独で手術ができる外科医の養成」から現在までの医師養成システムを紹介した。その上で、米国の医師卒後研修は、医師会を中心に病院協会、医科大学協会、専門医認定委員会、専門分野協議会の各団体委員により組織される卒後医学教育認定評議会(ACGME)が研修プログラム策定の方針を決定し、政府機関は関与しないと述べ、日米の違いを際立たせた。また、米国政府は研修医1人当たり年間10万ドルの国費を充て、その中から研修医・指導医ともに給料が支払われていることも付け加えた。 研修医との交流会の様子

 この後、大学病院と研修病院で研修を修了した3名と現在研修中の1名が指導プログラムへの感想や要望事項を提案。一方、大学病院、市中病院、診療所の指導医3名から、各施設の特色をいかした研修項目と改善に対する取り組みが述べられ、フロアとともに意見を交換。

 府医で臨床研修を担当する山本時彦理事は、本交流会での討議を踏まえて委員会の協議を継続し、制度の在り方や見直しについて日本医師会にも提言したいとした。

(文責:大阪府医師会理事(広報担当) 中川やよい)

◆問い合わせ先:大阪府医師会 TEL:06-6763-7013


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