白クマ
日医白クマ通信 No.676
2007年6月14日(木)


京都府医師会
「これからの医療・介護・福祉を守る府民集会」

これからの医療・介護・福祉を守る府民集会


■府内4地区で開催−2,000人を超える府市民が参加

 京都府医療推進協議会(以下、協議会)では、6月2日(福知山地区、相楽地区)、3日(左京地区)、9日(伏見地区)の3日間、4地区会場にわたり、「これからの医療・介護・福祉を守る府民集会」を開催。現行の社会保障制度改革の危険性を訴えかけ、真に国民が安心できる社会保障のあり方を府市民とともに考えようと、京都府の医療・介護・福祉に携わる団体ならびに患者団体など31団体で構成される協議会が主催した。集会では4会場あわせて2,000人を超える府市民が参加した。

■平等で十分な医療・介護の提供できる政策の実現などを求める。

 集会はそれぞれの会場ごとにプログラムは異なるものの、いずれもパネルディスカッションなどで、医療・介護・福祉施策の行き詰まりと困窮を現場の従事者が訴えかけ、社会保障の削減政策をとり続けることの是非を問いかけた。
 福知山地区と左京地区でパネルディスカッションに登壇した安達府医副会長は、社会保障制度のあり方を将来の日本社会のあり方を決める重要な課題の一つと位置づけ、独自の宗教、文化、歴史を持つ日本はその叡智によって、制度がもたらす「悪平等」を排し、競争原理への偏重による「弱肉強食型社会」に陥ることを防ぎ、両者のバランスの取れた社会を目指すべきとし、「我々はそれぞれの担当する社会活動の分野から、現場での体験により浮かび上がる問題点を提起し、検証しながらその目標に向かっていく主張を続けたい」と述べ、集会開催を総括した。
 4地区集会ではそれぞれ、(1)社会保障の後退に反対(2)平等で充分な医療・介護の提供できる政策の実現(3)自立支援法の是正と障害者施策の充実−を求める決議を採択した。

「これからの医療・介護・福祉を守る府民集会」
・6月2日(土) 福知山地区(福知山市民会館) 来場者数:530名
・6月2日(土) 相楽地区(アスピアやましろ) 来場者数:150名
・6月3日(日) 左京地区(京都市勧業館みやこめっせ) 来場者数:870名
・6月9日(土) 伏見地区(京都市呉竹文化センター) 来場者数:480名

(文責:京都府医師会 情報企画・広報担当理事 藤井純司)

◆問い合わせ先:京都府医師会 TEL:075-312-3671(代)


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