日医白クマ通信 No.9 2004年10月27日（水）

新潟中越地震に対する日本医師会の対応

　野中博常任理事は、10月26日、記者会見を行い、10月23日に発生した新潟県中越地震への日医の対応を説明した。

　野中常任理事は、地震発生当初から新潟県医師会とメール、衛星携帯電話等で連絡をとり、状況把握に努めてきたが、まだまだ把握できない部分も多いとしながらも、「現地では介護用おむつ、ガーゼ、子ども用おむつ、ミルク、生理用品が不足しているとの要望があるようなので、可能な限り対応していきたい」と述べた。

　また、（１）日医が災害用に備蓄していた毛布、非常用食料、簡易トイレ、サバイバルシート、ホカロン等、約250人3日分を長岡市内の三病院（長岡中央綜合病院、立川綜合病院、吉田病院）に搬送したこと、（２）10月26日開催の第21回常任理事会で災害救援のための義援金を全会員に呼びかけることを決定したこと―を報告。今後の対応については、会内に設置した新潟県中越地震災害対策本部で検討していくとした。

　日本医師会では、新潟県中越地震災害対策本部を下記の通り設置した。

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◆◆◆新潟県中越地震災害対策本部◆◆◆

◇１．設置日
　　平成16年10月26日（火）　第21回常任理事会

◇２．構　成
　■本部長
　　植松会長

　■副本部長
　　櫻井副会長
　　宮崎副会長
　　寺岡副会長

　■本部員
　　雪下常任理事
　　橋本常任理事
　　藤村常任理事
　　土屋常任理事
　　田島常任理事
　　青木常任理事
　　野中常任理事
　　三上常任理事
　　松原常任理事
　　伯井常任理事
　　熊谷事務局長

　■事務局
　　庶務課、経理課、保険医療課、その他

◇３．実施業務

１）義援金口座の設置並びに義援金呼び掛け文書送付（都道府県医師会宛）

２）被災者の保険診療に関する文書送付（都道府県医師会宛）−予定

３）日本医師会館災害用備蓄品(毛布、簡易トイレ、サバイバルシート、カイロ等約250人分)を長岡中央綜合病院、立川綜合病院、吉田病院へ送付。

４）各医師会からの問い合わせへの対応

５）その他