白クマ
日医白クマ通信 No.981
2008年8月13日(水)


千葉県市川市医師会
妊婦の「搬送受け入れ不能」を解消する新システムを導入

 救急搬送の妊婦の「搬送受け入れ不能」問題を解消するため、市川市と市川市医師会、東京歯科大市川総合病院が新たな連携システムを導入し、7月から運用を始めた。妊婦や婦人科の救急患者を市川市医師会産婦人科医会の当番医で受け入れ、重症と判断された人を優先して転送するトリアージが取り入れられている。新システムでは、市川市医師会は、搬送受け入れ不能問題の解消に貢献することができ、市川総合病院側は搬送された重症患者の治療に専念できる利点がある。かかりつけ医を持つよう、妊婦への啓発を行う一方で、新システムがモデルケースとなって県内に広がっていくように運用していきたい。なお、同内容は、7月4日(金)読売新聞(京葉版)(『妊婦「たらい回し」なくせ』)と8月11日(月)メディファクス5464号(「産婦人科で選別搬送 市川市、中核病院に重症者」)に掲載されました。

(文責者:市川市医師会副会長 吉岡英征)

◆問い合わせ先:市川市医師会 TEL:047-326-3971


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