白クマ
日医白クマ通信 No.991
2008年8月29日(金)


日医役員と韓国医師会役員との懇談会を開催
「両医師会の連携・協力関係を再確認」

日医役員と韓国医師会役員との懇談会


 日医役員と韓国医師会役員との懇談会が、8月28日、日医会館で開催された。韓国医師会からはムン名誉会長、シン学術・国際担当役員が、日医からは唐澤人会長はじめ、竹嶋康弘・宝住与一・岩砂和雄の各副会長、石井正三・中川俊男両常任理事が出席した。

 冒頭あいさつした唐澤会長は、「昨今は感染症などグローバル化した問題も出てきているが、これらの問題に対しては、各国が連携して取り組んでいくことが重要であると考えている。韓国医師会ともより緊密な協力関係を築いていきたい」と述べた。

 つづいて、あいさつしたムン名誉会長は、日頃の日医の協力に対して感謝の意を表明するとともに、本日得られた情報を本国に持ち帰り、韓国医師会のために役立てたいとした。

 引き続き、議事に移り、(1)日医総研、(2)世界医師会(WMA)の活動、(3)アジア大洋州医師会連合(CMAAO)の活動―等について、議論が行われた。

 (1)に関しては、日医総研事務管理部長が、日医総研の業務の概要等について概説。これに対して、ムン名誉会長は、「韓国医師会にも医療政策研究所があるが、研究課題等に問題があると考えている。日医総研を参考として、研究所の強化を図っていきたい」との意向を示した。

 (2)では、ムン名誉会長より、今年10月に開催されるWMAソウル総会の準備状況等について説明があり、日医に対して引き続き協力要請があった。

 (3)については、WMAソウル総会の成功のためにも、CMAAO加盟国の連携強化を図っていくことが重要との認識で両国の考えが一致。WMAソウル総会開催時に、CMAAO加盟国で会合を開き、意思統一を図っていくことになった。

◆問い合わせ先:日本医師会国際課 TEL:03-3946-2121(代)


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