知って得する病気の知識

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症状

 潰瘍に伴う症状は、悪性腫瘍(がん)などでも見られます。そのため、症状をあなどらず、必ず医師の診察を受けて正しい治療を受けることが大切です。

1.腹痛

 腹痛は胃・十二指腸潰瘍の最も特徴的な症状で、胃潰瘍ではみぞおちのあたり、潰瘍が深いと上腹部全体、十二指腸潰瘍では右上腹部や背中が痛みます。特徴的なことは、食事と食事の間や夜間などの空腹時に痛みが多く見られ、食べて胃液が薄まると、痛みもおさまるという点です。これは、通常空腹時に胃液が分泌され食べ物が入ってくる準備をするのですが、なかなか食べ物が入ってこないため、分泌された胃酸が多くなり、その結果胃粘膜を傷つけるために起こります。

 痛み方には圧迫感や鈍痛、あるいは疼痛(焼けるような、刺すような)とさまざまですが、すごく痛いからといって、その程度と潰瘍の程度とは必ずしも一致しません。人によっては症状に気づかず、潰瘍が進んで胃や十二指腸に孔が空いて(穿孔性潰瘍)、はじめて激痛に襲われて病気に気づく場合もあります。

2.胸やけ

 胸やけは胃液が食道に逆流したために起こる症状で、胃液が多すぎる人に見られます

3.出血(吐血、下血)

 潰瘍の中には、出血するものもあります。出血量が多いと、悪心とともにコーヒーの残りかすのような黒褐色の血を吐いたり(吐血)、黒いコールタール様の便が出たり(下血、タール便)します。

 出血時は、冷や汗が出て青ざめ脈拍が速くなったり弱くなったり(ショック状態)、また、激痛を伴うこともあります。意識を失いかけたり、痛みが激しいときは、急いで病院を受診してください。

4.悪心・嘔吐

 胃の出口(幽門部)や十二指腸の潰瘍を何回も繰り返すうちに、傷痕の胃粘膜がひきつれて狭くなり、通りにくくなることがあります(幽門狭窄)。すると、食べ物が胃液とともに胃にたまり、悪心・嘔吐を起こすようになります。

5.その他の症状

 食欲不振、体重減少、便通異常なども見られます。


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