知って得する病気の知識

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潰瘍ができてから治るまで

1.できたての時期(活動期)

 潰瘍ができたばかりの時期は、潰瘍の底には「白苔(はくたい)」と呼ばれるものがついていて、周囲は赤く腫れています。胃液の分泌も胃腸の運動も盛んになっているため、心身の安静が大切です。仕事を休むなどしてストレスを減らし、食事・薬を規則正しくとります。放置すると、潰瘍が深く、治りにくくなり、出血したり、穿孔することもあるからです。また、出血している場合は静かに横になっている必要もあります。個人差はありますが、活動期は2〜3週間です。

2.治りかけの時期(治癒過程期)

 潰瘍自体が小さく浅くなり、周囲の腫れがひいてきて、白苔は薄くなります。この時期には、腹痛などの症状はほぼ治まっていますが、ストレスがかかるなどするとすぐに悪化、再発します。処方されている薬を勝手にやめてはいけません。

3.治りかけの時期(瘢痕期)

 白苔がなくなり、粘膜がひきつれて生じたひだの真ん中に小さな傷痕が見えるだけになります。傷痕は赤い(赤色瘢痕)うちはまだ再発の危険が高いのですが、白くなると(白色瘢痕)潰瘍は「治った」と判断されます。治療開始からこの時期までは、胃潰瘍で8週間ほど、十二指腸潰瘍で6週ほどで、この時点で、一応治療は終わります。しかし、潰瘍の中には、どうしても白色瘢痕まで至らずに、赤色瘢痕にとどまるものもあります。人によっては、さらに6ヵ月〜1年、あるいはそれ以上、治療を続けなければならないこともあります。

内視鏡で見る胃潰瘍のようす(イラスト)


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