大学紹介

福岡大学

【教育】医学生のステップアップをワンキャンパスで!

福岡大学 医学部長 朔 啓二郎

朔先生福岡大学は9つの学部と10の大学院研究科を擁する西日本で最大規模の総合大学です。福岡市南西部のワンキャンパスの中に、教育・研究・医療の一大アカデミック・クラスターを形成しています。本学は2つの大学病院、2つの附属高等学校、1つの附属中学校を有し、①人材教育と人間教育の共存、②学部教育と総合教育の共存、③地域性と国際性の共存を標榜し、自発的で創造性豊かな人間を育成し、社会の発展に寄与することを目的としています。医学部医学科は2013年度の入学試験から、センター試験利用を一部導入しはじめましたが、一般入試(系統別)の競争率が指数関数的に高くなっています。1年生から解剖学がスタートし、4年生終了時、つまり、各科試験・OSCE・CBTの合格者には、病棟実習ができるStudent Doctor 認定式を厳かにとり行い、医学生としてのモチベーションアップを大切にしています。医学部・病院が一体化した教育体制は、BSLやクリニカルクラークシップにおいて効果を発揮し、教務委員、医学教育専任教授、クラス担任が学部教育に積極的に介入します。2011年1月に新診療棟が竣工し、日本で初めての地下鉄直結型大学病院となりました。キャンパス内には薬学部、スポーツ科学部もありますが、健康・医学・医療を幅広く学ぶチャンスがあります。総合大学の利点を活かした大学生活を送ることで自らをステップアップできる、これが福岡大学医学部の魅力です。また、福岡という温暖な気候、アジアへの玄関口といった地の利が何事にも効果的です。医療は一人ではなくチームで行うので、「one for all, all for one」の精神を学ぶ指導をしています。医学生は基礎医学から臨床医学、地域医療から最先端医療、大きな枠組みで確実な知識と実践が求められます。自分の将来像を描きながら、すばらしいこの環境で学んでみませんか!

【研究】広大なキャンパスで行われる多様な研究

福岡大学大学院 医学研究科長 井上 隆司

井上先生福岡大学は、ヤフオクドーム44個分の面積をもつall-in-oneキャンパスを特徴とする総合大学です。そこでは約2万人の学生と約4000人の教員が集い、日々勉学や研究に励んでいます。この一角を占める医学研究科には6つの大学院専攻系があり、病院や医学関連研究所と連携しながら、医学の基礎・臨床研究が進められています。

本医学研究科に特徴的な研究として、小児てんかん新規原因遺伝子の同定と診断・治療法確立のための研究、癌等の多因子疾患に関係したゲノム研究、膵島移植・再生に関する研究等を挙げることができます。また、超音波の臨床応用研究や、新たな創薬標的分子(NCXs、TRPs等)に関する基礎研究など、数多くの先端的な研究も活発に行われています。更に、ライフイノベーション医学研究所を基点とした新しい創薬シーズの探索や、臨床研究支援センター主導による治験研究など、基礎研究から臨床応用まで密接に連携した研究体制が整っています。これらの最新の成果として、卵巣癌や動脈硬化に対して効果のある新規ペプチドが見つかっています。また、基礎研究と臨床研究の橋渡しを担う新時代の若手研究者を育成する為、文科省の支援を受けて、「がんプロフェッショナル」コースや「医療イノベーション」コース(H27開設予定)が設けられています。

医学を中心とする「命の科学」は想像もつかないほど多様かつ複雑です。この広大で神秘的な世界に、一人でも多くの若人が飛び込んできてくれることを心待ちにしています。

【学生生活】西日本最大級の総合大学で医療を学ぶ

福岡大学医学部 6年 中里 玲
同 5年 藤野 貴久

藤野:福大は9学部31学科、学生数2万人以上の西日本でも最大級の総合大学です。専門の授業が始まる2年次以降でも、意欲があれば本学の授業を取ることもできるのが総合大学で学ぶことの良さだと思います。立地も良く、福岡の繁華街といえば天神ですが、天神までは地下鉄一本で出られるのでとても便利です。福大病院は、全国で唯一、地下鉄の駅と直結している病院なんですよ。

中里:私は4年次に他学部のTOEFLの授業を取りました。もともと英語が好きで留学に興味があったので、4年次に烏帽子会という福大医学部の同窓会に連絡を取って短期留学先を探していただきました。学生からのそういう依頼はあまり例がなかったようなんですが、結果的にMGHで研究をされている福大の先生を紹介していただきました。今ではそれがプログラム化しつつあって、後輩たちも留学したという報告を受けて、良かったなと思っています。

藤野:MGHはハーバード大学系列のアメリカを代表する病院ですよね。アメリカの医学生は生物学などの学士号を取得した後に医学部へ進学するので、日本から留学すると多様なバックグラウンドを持った人から刺激を受けると言いますね。僕も将来的にはアメリカの医師免許を取りたいと考えていて、個人的にUSMLEの勉強をしています。

中里:私は県外の出身ですが、韓国や台湾などのアジアの国々に近くて、なおかつ九州の中心地でもある福岡で医学を学ぶことに意義を感じて、福大に来ました。小児科のプログラムで台湾にも1週間行きましたが、台湾の先生たちはすごくフレンドリーで、回診中でも分からないことがあったら立ち止まって教えてくれました。そういう良い面をアジアの国々で共有して、よりよい医療ができたらいいなと思っています。

 

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